長女の思い出の物
保育園、小学校、中学校……いつの時も、長女の書くものには、必ず家族の文字があった。
家族が幸せでありますように…
私の記憶の中では、保育園も小学校も楽しく過ごしていたと思っていた。
でも、改めて写真を見返すと、笑顔ではなくいつも少し困った表情の長女。
友達を作るのが苦手、でも1人にはなりたくないから、輪に入るのに必死…
双子だから、大丈夫!なんて、何を根拠に思っていたんだろう。
学校に入れば、クラスも別、友達も別。
ずっと2人一緒だった分、1人になる事は、親が思うよりずっと不安だった。
学校も、友達作りも不安ばかりだった長女にとって、家族は1番安心出来る場所でありたかった。
いつもそう願っていたんだと思う。
だけど、それも叶わない……
長女だから、甘える事も出来ない。
妹達が羨ましい……
言葉にするのも苦手、だんだん自分の思いを我慢するようになっていった。
辛かったんだね…
苦しかったんだね……
摂食障害になったことで、あなたの生きづらさにやっと気づく事ができたよ。
教えてくれてありがとう。