私はかつて、一部上場企業で働いていました。
サービス業で、私はお客様の現場で勤務し、店舗の責任者も10年ほど経験させていただきました。
会員制でしたので、私たち現場の仕事は、「いかにして会員を増やすか」「会員に継続していただくにはどのようにしたらいいか」が日常のテーマでした。
だから、当時の私の給与は会員さんから頂いている、という意識でしたし、スタッフにもそのように話していました。
お客様に喜んでいただくにはどのようにしたらいいか、お客様のために何が出来るか、このことが自分の毎日のテーマでした。
料金値上げなんていうことも経験しましたが、そのときはお客様の反応に相当の神経を遣ったものです。
私がこの会社をやめた理由は、店長会議の時の社長の一言でした。
「各店長は『株主』のために働きなさい。」
私はこの言葉に大きな違和感を感じました。
確かに上場企業ですから、大きなスポンサーは「株主」です。
しかし、現場しか知らず、この会議の次の日も、その次の日も「お客様」の前に立つ私にとって、「誰の為に働くか」といわれれば「お客様の為です。」と答えざるを得ません。
「この会社に自分の居場所はない」と思ってしまったのが、私がこの会社を辞めた理由です。
株式会社日本国社長の野田氏は、昨年、同社の根幹を揺るがす大きな原発事故を起こしておきながら、その責任をとることもなく、同社の実質上の子会社である東京電力の会費(電気料金)値上げを承認し、さらに子会社、関西電力の大飯原発の7月1日の再稼動を決定しました。
「税金」という多額の会費を払っている同社の会員(国民)は、猛反対をしましたが、同社はその声には耳を貸さず、株主の利益のみを優先しました。
私の以前の会社であれば、会員を辞めれば済むことですが、株式会社日本国の場合、多くの会員はそう簡単に会員をやめるわけにはいきません。
「会社の経営はそんなに甘くないんだ!」と言われるかもしれませんが、お客様を無視し、投資家への利益還元を中心に考えた経営は長続きしないと思います。
最近の国や電力会社の動きによる国民の反発と、私が一部上場企業で思った感情がオーバーラップして、こんなことを考えてしまいました。
(ちょっと無理があったかな(*^.^*))
シンプル生活
佐藤 晋一