さぁ!身軽になって旅へ出よう! | 簡素な暮らしーSimple of life

簡素な暮らしーSimple of life

日々の暮らしの中での”シンプルな”そして”簡素な”ものやことについて綴っています。





まだ20代の頃のことだ。
母の知り合いの女性で
ロンドンにあるこのバッグを作っている会社で働いる人が
「定年も間近だから親しい人に使ってもらいたくてお譲りしているの。」
とこのバッグは私の元へとやってきた。

その頃は年齢よりもバッグの魅力が遥かに”勝って”いて
到底、持つ気にもなれなかった。

35を過ぎてからだろうか・・・
ある日、急にしっくりとこのバッグが馴染むように感じた。

それからは旅行へ行くときには必ずこのバッグに
毎回、必要最小限のものを
よくよく考えて詰めていく。

国内はこのバッグひとつ。
海外へはこのバッグは機内持ち込みで
あとは中がほとんど空に近いスーツケースがひとつ。

この夏
松本から能登、金沢、長野へと旅をした。
5日間の休暇だったが荷物は勿論、このバッグひとつ。

夏だから荷物もコンパクトに収めることが可能だ。
バッグの中身と言えば・・・

5日分の下着
3日分のシャツなどのトップスやカジュアルなワンピース
夕食の時間の為のワンピース
華奢な靴
温度調節のためのストール(これはカシミヤをお薦めする
カシミヤは軽くて温度調節も、宿泊先での洗濯も簡単。
それに何よりも心地よい肌触りだから・・・)
化粧ポーチ
好きな香りのアロマオイル
(アロマオイルは気分を和らげてくれると共に
例えば出先で気分が悪くなったりした場合、そっとハンカチーフなどに
2,3滴たらすとスッキリとなれる)
指輪やネックレスなどのアクセサリー類
(アクセサリーやストールで服のアイテム数の少なさは
充分補えるのでとびっきりのものを!)
スマートフォン
お気に入りの文庫本
(本は気軽に読めるものをお薦めする)
メモ帳とボールペン
(旅先の思い出や備忘録にスマートフォンに入力するよりも
やはり”書く”という行為が旅の気分を持ち上げてくれるはず)
財布
折りたためる簡易ショルダーバッグ
(貴重品だけ入れて持ち歩けて尚且つ生活感のでないデザインを
旅先では薦める)

これらをこのバッグに詰めて出かけた。
一緒に行った人には「え?荷物はこれだけ?」と必ずと言っていいほど言われる。
宿泊先に着いてもそうだ。
係の人に「あれ?」といった顔をされ
車の後部座席などをキョロキョロ見られることもしばしば。

また、海外へ行くときはOffの時間はあまり”キレイな格好”はしないので
現地に捨てていけるものを持っていく。
そして現地で色が綺麗で着心地の良い普段着を物色するのだ。

日本人はとかく
「あれもいるかも?あ!それも持っていったら便利かも!」
などと思ってパッキングしているうちに
バッグやスーツケースの蓋は
自分自身が”乗っからないと”閉まってはくれなくなる。

でも実際に旅先に着いてみれば
そのあまりにも使わなかったものの量に驚くだろう。
常備薬や身分証明書、クレジットカード、現金などを除けば
例え忘れたとしても現地で調達できる。

「このくらいの持ち物で大丈夫かな・・・」
と不安に感じるくらいの量の方が
むしろ丁度いいことに気が付くかも知れない。
日数が長くなれば洗濯をして
あとはストールやアクセサリー類でいかようにも変化は付けられる。

さぁ!外へ出るのに心地よい気候になってきた。
次の連休に荷物を少なくすることを見直して
身軽になって旅へ出よう!

身軽になると自分の内面に旅先での思い出や感動が
自分でもビックリするほど多くなるもの。

それらが自分自身の内へと蓄積されていくことの
嬉しさを感じることができれば
自分の身の周りのさまざまな物を削ぎ落とし
簡素に、シンプルにしていくことの愉しさがわかってくるはずだ。