思い返せば・・
僕の料理の幕開けは、
小学校に上がる少し前だっただろうか、
卵を割ったことから始まったのかも知れません。
黄身を傷つけず、殻の破片を入れることなく、
きれいに卵を割れた悦びから・・。
次のステップはその卵で目玉焼きを焼いたこと・・。
卵料理は料理の入門でした。
その後、自分でも上達の手応えを掴みかけた頃になって、
“入門”だったハズの卵料理の奥深さ、難しさを
ひしひしと感じることになりました。
目玉焼きでさえ、好みは千差万別。
それを焼き分けるのは至難の業です。
茶碗蒸し、だし巻き卵、お菓子作り・・
どれも皆難しいと思うのですが、
その中でも僕が“最難関”だと思うのが、
オムレツ&オムライス!
目指すところはこんな感じ・・。
・豊満で楕円に近い木の葉型。
・表面は焼きムラ色ムラがなく、
均一な黄色でベルベットのような光沢と質感。
・薄い膜の中はトロトロの半熟ながら、
液状に流れない固さ。
今回は二番目の“ムラなく均一な焼き色”は
クリアできたんじゃないかと思います。
断面はこんな感じ・・。
やっぱり難しい・・。
料理の道に王道なしか・・。
鶏卵は身近な食材だけど、
フォアグラ・雲丹・虎フグの白子・
上海蟹の内子・カワハギの肝・・
決して、希少で高価な食材の味にも劣らず、
安定的に供給してくれる尊い食材だと思うのです。
だから、何より
大切に扱う気持ちを持って臨むことが、
上達より大事なこと。
・・言い訳?


