大分刑務所と和歌山女子刑務所から、保険金殺人で無期懲役が確定し、服役中だった受刑者が釈放されました。ニュースなどでも大きく報道されていたので、ご存知の方も多いと思います。こういう報道を見て、一般の人達は、どういった感想を抱くものなのでしょうか?あまり関心がないという方も多いと思いますが、やはり、日本の警察と検察は優秀ですから、そうはいっても、こいつが犯人だろうという目で見る方が、圧倒的に多いような気がします。日本の刑事裁判の第一審の有罪確率は、なんと99.98%(平成22年司法統計・刑事事件)。これは、約1000人に1人しか無罪にならないという異常な数字です。しかし、普通に暮らす国民にとっては、頼もしい数字に違いありません。ですが、実際の警察・検察の取り調べは、なんでもありの世界です。司法もあってないようなもので、検察の作り上げたストーリーに、判子を押すだけです。実際、殆どの事件では、検察の起訴内容に間違いはないので、仕方ない部分があるとは思いますが、裁判が単なる手続きになってしまっては司法の存在意義はないでしょう。裁判官には、どんな簡単な事件でも、100%犯人が分かっている事件でも、間違った判決を言い渡したら、腹を切る位の覚悟を持って臨んで頂きたいです。私のような前科者が言えるようなことではありませんが、人が人を裁くというのは、それ位重く、難しいことだと思うからです。
話が少し脱線してしまいましたが、私は、有罪判決を受けた受刑者、他人を傷つけた犯罪者を擁護するつもりではありません。追々お話ししていくつもりですが、刑務所での受刑者の日常生活を(ニュースなどで報道されているのは、官が取り繕った表向きの作り物です)被害者や、或いはその遺族の方が知ったら、到底許せないと思います。矯正教育など名ばかりのもので、実際に行われているのは、教育ではなく管理ですし、本当に反省している受刑者も殆んどいません。ですが、実際に多くの無実の人が、警察と検察に嵌められて(多くは検察官の体面のため)有罪判決を受けています。私が9年間服役した熊本刑務所で、直接知っているだけでも、無実の罪で無期懲役を言い渡され、服役している人を2人知っています。無期懲役ですよ!小さな事件を含めれば、両手でも足りません。しかも熊刑は、全国の長期刑務所でも1番と言っていい位、仮釈放はありません。無期懲役は獄死を意味していると言っても過言ではないでしょう。それ程、人の人生を左右する立場でありながら、やはり検察官も人間です。中には性根が腐った人間もいます。或いは多くの犯罪者の人格に触れるうちに、正義感が強過ぎて性格が歪んでしまったのかも知れません。ですが、彼らも腐ってしまえばやっていることは犯罪者と同じで、法務省に守られていることを考えれば、それ以上の極悪人だと言えるかも知れません。本当にあった事件で、検察官から取り調べの際に、取り引きを持ちかけられ、それを断ったがために、無期懲役になった人のケースを、最後に簡単に紹介させていただきます。
その人は、暴力団の組長をしていた人ですが、ある日、全く身に覚えのない罪で(銃刀法違反)逮捕されます。その後よく聞けば、組員が組長の知らないところで、拳銃を、大量に流していたことが、逮捕の名目だったそうです。それだけでも、人権を軽視した大きな問題だと思いますが、まぁそれはヤクザをしている以上仕方ないだろう、という見方もできるかも知れません。ですが、その後の取り調べで、検察官が持ちかけた取り引きが、事件の犯人など検察の思いのままに、創り上げることが出来るということを物語っています。
検察官~おい〇〇、お前こいつの名前(上部組織の組長)を出せ。そしたら、すぐに釈放してやるぞ。
組長~何バカなこと言ってんだよ。そんなこと出来るか。相手を見てものを言え。
検察官~よし、分かった。それがお前の気持ちだな。
その結果が無期懲役です。どう思われますか?相手がヤクザなら、それもありなのでしょうか?無期懲役にすることも、釈放することも、検察官にとっては、簡単なことなのです。そういった権力をはき違えて、正義を振りかざしている検察官も少なくない、という事実をお伝えするのが、今回、私が書きたかったことです。その事実をどう受け止めるかは、人によりそれぞれだと思いますが、現実に、こういったことがあるということも、頭の片隅に置いておいていただければと思います。
とりとめのない、稚拙な文章に、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。もっと面白おかしく書ければと、当初は思っていたのですが、テーマがテーマなだけに硬い文章になってしまいました。今後も、色々勉強しながら続けていきますので、また立ち寄って下さい。
