経験の落とし穴 | シンプルハウスのつくりかた

経験の落とし穴

aftaftさん

>基本を理解してないと、崩せないし、基本を知ってしまうと
>頭が固くなりそうで・・・。

昨日、よく似たことを思ってました。
設計士さんが来て、デザイン物件の工事の仕様の相談。
前からよく話しをするんだけど、僕の実績を買ってくれて、工事を頼みたいと。

「デザイン性重視はいいですけど、施主さんが求めてるものなんですか?」

気の置けるお相手なので、思ってることを率直に言った。
壁の仕上げ仕様は、業界標準では、塩ビクロス仕上げ。
値段も安く、アラが目立たない。

それを、塗装仕上げにしたいと言う。

「求めてないなら、クロスにしましょう」


自分で言いながら、そのあと笑ってしまった。
建築に深く携わるまでは、クロスなんて絶対に使わない!と思ってたから。

もちろん、今でも塗装なんかの素材感を感じる仕上げは、大大好き。でも、アラが理解されないものを提供するのは、結局お客さんを不幸にすることがわかってきた。

理解されてると思ってた、お客さんのほうから言われた工事でも、いざ出来上がると「こっちはいいんだけど、こっちもなんとかなりませんか...」って言われて、手直ししたのも何度となく。もちろん、そのリスクを伝えきれなかった僕の落ち度だけど、設計士さんを介して、伝えきれない相手だと、僕の手の施しようがない。



もちろん、いまでも、難しくてもやりがいがある仕事はやる気マンマン!これから続くしばらくの工事は、オーソドックスに重要な仕事だから、そろそろテクスチャーを感じる物件もまたやりたいな!
(もちろん、リスクあり。リスクについては伝えますから、どうしても、どうしても、どうしてもやりたい人は来てください)