地域から世界に拡がる | シンプルハウスのつくりかた

地域から世界に拡がる

まずは、今日楽しい時間を過ごさせてくれた左官職人の藤森くんに感謝したい。ありがとう。

彼に余っている、左官材料をもらいに行った。
ちょっと手直しが必要だから。
そして、食事に行った。

でも、これもなにかに計算された出来事のよう。
そもそもは、ウチの左官職人が忙しくて、外注を頼んだ。
それが、藤森くん。
その前フリとしては、忙しかったのも事実だけど、ウチの職人とマナーについてケンカしていた。
「もうシンプルハウスの仕事はせん!」
平松組とシンプルハウスの2枚看板で仕事をしている僕の、その僕が担当する物件はマナーがうるさくて仕事したくないという。
そんな子供のような、と思うが、正直、これが昔気質の職人の世界。
で、僕も腹が立って、外注を頼んだ。
彼はキチンとこなしてくれた。
もちろん、ウチの職人だって仕事に関してはキチンとこなしただろう。

ウチの左官の職人が、藤森くんの入っている現場に一度大工の送り迎えで立ち寄っている。僕は知らなかったんだけど、そのとき、藤森くんが職人同士の会話として、その現代のマナーなんかについてうまく話しをしてくれたみたい。

すごく助かる。
僕の言葉は、職人じゃない僕の言葉は、時として職人には届かない。それでケンカになる。

それを職人同士の会話をしてくれたみたい。

この時期に、このタイミングで、通常社内でやってしまう仕事を、若く今後の発展が期待できる職人をいれることで、思っても見ないことが現れた。




彼との出会いも、何かが引き合わせてくれた偶然。
僕が平松組に戻って、一番最初に大きな物件をやらせていただいた、代々の昔からのお客様のところで、
「勧められて、一部屋だけ左官の仕上げをしたいんだけど」
という話しで急遽やることになった。
「平松さんが面倒なら、断るんだけど」というお客さんだったけど、お客さんがよくなることならば、たとえ平松組に不利益がでようとも関係なくしていただきたいと思う。
そして、そこにやって来た左官職人が藤森くんだった。

その時期に、話しのついでで、もう一軒仕事をお願いした。

でも、驚くことに、そのしばらく後で、インテリアコーディネーターの集まりで彼と出会った。
知っているその集まりを企画してる人に、「コーディネーターの人とか、左官や建具の職人さんとかいたら紹介して下さい」って頼んだら、紹介されたのが藤森くんだった。

偶然はどんどん拡がり、「俺の知っている職人とか使える人間全部紹介するから」



そのあとの言葉にグッと来た。
「紹介できるヤツしか紹介しない。平松さんは、もちろん紹介したくないヤツだったら今日飲みに誘わない。両方にそれなりのことを本気でやってもらうよ」
僕はまだ半人前かも。でも、こんな出会いと拡がり、すごくワクワクする。
彼は世界から呼ばれているそうだ(実際雑誌に載っている)
彼に負けない力を付け、仲間で拡がっていきたい。