家づくりのコツ16 | シンプルハウスのつくりかた

家づくりのコツ16

 「大きな暮らしができる小さな家」永田昌民・杉本 薫著 オーエス出版社発行の本より
 家づくりのコツの紹介です。

 ―浴室・トイレ―

 永田さんのつくる家は、ワンルームにすることや、控えめな玄関、少ない廊下にすることで、無駄な
スペースがありません。省スペース化によって、余裕ある楽しい空間が生まれるのです。楽しい空間は
前述した多目的なスペースや書斎がそうですし、浴室・トイレまわりも同様です。充実したリフレッシ
ュの場は気分が大きく変わり、生活にメリハリを与えます。

 浴室は、身体だけでなく心もリラックスさせる場所ですから、視覚的な開放感がほしいもの。たとえ
ば、浴槽に入ると目の前の窓から庭が眺められれば気持ちいいし、視線が気になるのであれば、トップ
ライトを設ければいい。これで日中の入浴が楽しくなります。また、脱衣室との区切りをガラスにする
ことで、ぐっと広さを感じさせます。

 内装も大切なポイントです。タイルは清潔で手入れが楽ですが、ちょっと寒々しい感じがしないでも
ありません。そこで永田さんは木をよく使います。換気に気をつければ心配するほど痛みません。ヒバ
材などは香りが良く。撥水剤を塗っておけば水にも強く、汚れはシャワーで洗い流せます。洗い場を床
暖房にすれば快適で、乾燥にも役立ちます。

 トイレは小さな家だと階段したなど、家の中で一番どうでもいい場所に追いやられがちですが、家の
隅々まで気持ちのいい空間とするのが永田さんの住宅。トイレだって柔軟な発想次第で面白い場所にな
ります。

 トップライトやハイサイドライトを設ければ、空の風景を楽しめるし、洗面・脱衣室と同じスペース
にすれば、開放感があるとともに、浴室の窓の外の風景を楽しむこともできるでしょう。

 大胆に思えるかもしれませんが、個室のコーナーに便器が隠れるように置けば、扉はいらない、なん
ていうことも永田さんは考えています。もっと便利で開放的なトイレだって可能かもしれません。


大きな暮らしができる小さな家/永田 昌民

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