3Dの話
会社での組織改革により、僕が3Dデザイングループに転向して二ヶ月ぐらい経ちました。
こないだやっとLightwaveマニュアル本の全項目を終えることが出来ました。全項目を終えたと言っても、やった事全て身に付いたかと言われたら若干怪しいんですがね・・・。いまだにパーティクルやIKの設定などは理解に苦しんでいます。皆よくあんなややっこしい機能を使いこなせてるなぁと感心します。
最近になって知ったことで、個人的に驚いた事なのですが、うちの会社の実機で表示しているリアルタイムポリゴンのモデルは、すべてローポリで作られているという事を最近になって初めて知りました。
サブパッチをかけたモデルのリアルタイムポリゴンの表示は、ソフト側が対応してないというのです。
「えっ、じゃあ今までのあのモデルはサブパッチをかけてないローポリだったの!?」と今更ながら度肝を抜かれてしまいました。
サブパッチをかけられないかわりに、必要な所はポリゴン数を割いて、スムージングの数値を上げて、テクスチャを描き込んで、滑らかな質感を表現していたのです。
その3Dチームの、限られた状況下の中でいかに綺麗に見せるかという職人魂に少し胸打たれて、「よし、俺もこのチームで頑張ってみよう」と前向きな考えを持つことが出来ました。
さて、話は変わって、いつぞやの日記で、マニュアル本の全項目が終わったら、自分で楽器をモデリングしてみたいと書いたと思います。
それで全項目を終えてから、仕事の合間を縫って、2~3週間かけて実際に作ってみました。
レンダした画像がこれです。
BASSのミュージックマン・スティングレイをモデリングしてみました。僕がいつかお金を貯めて買おうと思っているベースです。ビンテージモデルでもよかったんですが、あまり資料が無かったので、普通の、よく楽器屋に置いてあるタイプの物を作成しました。大体相場は20万くらいです。
モデリングする上で、普段から楽器に触れている者として細かい所にもこだわったつもりです。
「一番下のフレットマークが伸びてるじゃねーか!このド素人がっ!」という意見はとりあえずスルーします。サブパッチをかけると場所によってはどうしてもパキっとテクスチャが貼られないんですよねー。こういうのは何とかならないもんなんですか?3D職人さん達はどうやってるんだろ?
四苦八苦しながらも、何とか弦を巻きつけることが出来ました。もちろんおなじみのミージックマンロゴも貼り付けて、「それっぽさ」を出しています。このスティングレイにテクスチャを貼る工程で、「UV Edit Pro」という素晴らしいプラグインを知ることが出来ました。
「そんなもんみんな普通に使ってんだよ!このド素人がっ!」という意見はスルーします。このプラグインのおかげで、UV展開が分かりやすく、なおかつまとめやすくなり、これはもうこの機能無しでは考えられないなと思いました。でもまぁ、結局もうすぐLightwaveも使わなくなるんですけどね・・・
「光沢率高すぎだろ!このド素人がっ!」という意見はもっともです。普通ペグの滑車のあたりはこれほどテカテカしてません。序盤にサーフェイス設定を間違えてしまって、直すことも出来たのですが、ナンカメンドクサカッタノデこのままにしました。
とまぁ、色々爪が甘い所も残しつつ、これが仕事以外でのlightwave最初の作品となりました。
次は巻貝あたりにチャレンジしてみようかなと思うんですが、いろんな人から「早めにMAYAに移ったほうが良いと思うよ。結局また機能の覚え直しになるし」という意見を貰います。そうだよなぁと自分でも思いつつ、その事についてグループリーダーに話をしてみようかと思うんですが、最近出張ばかりで中々居ないし、たまに会社に居ても忙しそうに走り回っているので未だにタイミングがつかめずにいます。
どちらにしても今僕のPCにMAYAは入っておらず、いつインストールするかなど詳細はまだ決まっていない状況。PCのスペック調査で、MAYAを入れるとしたら最低でもグラフィックは交換、またはPC自体を新しくする必要があると診断されて、課長に許可を取っている所。このままだともう少し時間がかかりそうです。ま、それならそれで別に僕は構わないのですが。
今うちの3DスタッフもそれぞれMAYAの勉強をはじめています。その人達よりスタートは出遅れることになりますが、僕は先人たちが踏んできた道のりをもう少し辿ってみて、なるべく同じ視点でモノを考えられるようになりたいので、もうしばらくLWで3Dの概念を養っていこうかと思います。
いやーまだまだ道のりは長いぜ。
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