星野道夫 | ちっちゃい、イーハトーブ

星野道夫

こんばんは




今日は図書館で星野道夫さんの写真集を読み漁ってきました



星野道夫さんはアラスカでカリブーの群れを追いかけ続けた写真家で、「旅をする木」という著書をきっかけに興味をもって、今回初めて写真集を見ました




『良い写真からは風が吹いてくる』


前読んだ誰かの写真集にそう書いてありましたが

恐らく、良い写真というのは
その場の雰囲気

時間
そういった感覚的なものさえ感じさせるものなんです

そしてこと
ネイチャーフォトに関して言えば、自分の美意識を押し付けず、常に被写体に対して謙虚な気持ちで接していかなければいけません


そしてそれは
往々にして簡単な事ではありません





ですが、星野さんの写真は

ありのままのアラスカを写し
自然の営み、そしてそれ以上の何かを写していました

そして勿論
確かにアラスカの震える程の雰囲気を感じ
カリブーの群れの蹄の音を感じ
人の世界には無い時間を感じました


それと、星野さんのアラスカに対する謙虚な愛情です






俺は初めて、写真を見ながら泣きました


ページをめくる度に胸に込み上げて来るものがあり、どうしようもありませんでした




それは星野さんのアラスカの自然に対するどうしようもない憧れと、強い強い思いのせいだったと確かに思います








だからその分、彼がもうこの世に居ない事が辛くてなりません



生きていたら、確実に明日にでも会いに行きました

一生に一度は必ず、会いに行きました

そして、何でも良いから話をしたいです…





…そんなだから、凄く残念で仕方ありません……












最後になりますが


時間を置いてみて、気付いた事があります



写真から伝わって来た
『それ以上の何か』とは


""自然の中における自らの存在の小ささと、そこからくる自らも自然の一つであることの自覚だと思うんです""


都会に住んでいると忘れがちな
ともすると、無自覚な当たり前な事を、カリブーのツンドラを駆ける姿や、エスキモーの人達の笑顔からしっかりと感じます





それは星野さんの伝えたかった事のような気もしますが






自分もあの大きな自然と変わらない輪の中にいるという事実は、ワクワクするような、不思議で素敵な事だと言うのだけは確かです