「Q」 | Simple is the BEST !

「Q」

    Qちゃんの由来は、会社の飲み会で、アルミホイルを体にぐるぐる巻きにして、Qちゃんの歌を歌ったから。


先日、マラソンランナー・高橋尚子選手が、引退を表明されました。彼女が、日本陸上競技界に与えた功績は、燦然と輝いています。私なら、オリンピックで、金メダルを取った段階で引退していると思うのですが、更なる挑戦で、2時間20分切りの世界記録を樹立したときは、「何がそこまで、走らせるんだ」と、疑問の念を持ったほどですね。そこまで、走らなくても、充分に輝いているやん。ってね。


20年の陸上競技生活にピリオドを打つ悲しみを、たった7年で、幕を閉じた2流アスリートの私では、真の感情を理解することなど、到底できませんが、「全力を尽くしたあとにある、達成感」は私にも、理解できます。

私は、箱根駅伝を目指して関東の大学に進学したのに、4年間、結局は一度も箱根路を走ることはありませんでしたが、本当に一生懸命に、陸上競技の為にすべてをかけて、取り組んできましたので、全力の自分でぶつかって駄目だったんだから、仕方ない。という、納得の引き際でした。


「昨日、使いたかった写真。メロンパンを堂々と食べています。」



2003年の12月1週目に、引退が決まった私は、その2週間後に、自分なりの引退セレモニーとして、大学のグランドで400m(トラック1周)のタイムトライアルをすることを決意していました。それは、周りの陸上長距離部員にも、告知していましたね。長距離選手だったけど、スピードがあった自分が、短距離種目でどこまでのタイムを出せるか、一度試してみたかったのですよ。トライアル当日は、同じ汗を流した、長距離部員が、50名くらい集ってくれましたね。2週間空けたのは、引退になった最後の試合の疲れを取るためと、短距離的なスピード練習を、ちょこっと取り組むためでした。


我が大学は、一つのトラックで、短距離選手や、跳躍選手、投擲選手も、一緒に練習をしているのですが、他のブロックのメンバーには、引退タイムトライアルをすることを告げてはいませんでした。

しかし、試合や記録会でしか使われない、タイムを計測する電光掲示板を使わしてもらったり、長距離部員がざわついているのを見て、私がラストランする事を察してくれて、そのときだけは、数多くの眼が私だけに集まり、熱気のある競技場が、閑静な空気に包まれていました。


 「お客様への100円が、50000円になったりします。生生しい。」



私が、人生最後の、トラックの全力疾走している間は、練習に取り組んでいた他のブロックの選手も、練習を中断して、私に声を張り上げ、


        「タケウチ、ファイトー」 「タケウチさんファイトー」


そんな風に、応援してくれました。

前半の200mを25秒切るくらいで通過したらしいのですが、さすがに短距離の専門練習をしていないのと、12月の寒さが、切れ味を大きく奪い、最後の100mは乳酸で、トロトロしていましたね。


      最後の100mのホームストレートは、長距離部員が、花道を作って、声援を送ってくれていました。



そんな中を走る事ができて、さすがに、あんまり涙を流さない体質の私も、泣きそうになりましたね。

結果は、「54秒」。夏場で、1500mの前日に、8割の力で、同タイムがでたので、夏場であれば、51秒は出ていたと思います。まあ、そんなタイム以上に、最後の引き際をみんなに、見届けてもらった事。。

タイムトライアルも、周りを楽しませるためでなく、自分の陸上競技へのケジメとして、行なった行為なのに、

「最後の、全力疾走のラストランを見て、泣きそうになった」と色んな部員が駆け寄ってきてくれた事。


2流選手でしたが、私の、陸上競技への取り組みが、誰かへ何かを訴えかけるものがあったのかと思うと、うれしくて泣きそうになりましたね。全く持って、悔いのない、陸上競技生活を終えることができました。


 「お客様のバックスタイルがかわいいので、思わず撮らしてもらいました。」



    それからは、全力で、四肢を動かした事はありません。


しかし、今は、全力で、仕事に取り組んでいます。

未だに、お客様に、「名張でなんで、服屋をやろうと思ったのですか?どう考えても、危険じゃないですか?」

って突っ込まれるのですが、私は、陸上競技生活と同じように、「全力を尽くして駄目だったなら、名張に服の需要が無かっただけの事。仕方が無い事。と、思うだけの事。」と、伝えると、何か関心される事が多いのですが、なぜなんでしょうね?


全力を尽くす事に恥ずかしさがある。っていうスマートな方も、きっと多く存在すると思うのですが、そんなの私からすれば、「なにそれ、ダッサー!」って思ってしまいますね。Qちゃんにせよ、全力を尽くす覚悟をしたものが、結局は賞賛されるんでね。


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                              「近日、他2色入荷。全色ほしいくらいですが、我慢・我慢…。」



北京五輪の100m×4リレーで、銅メダルを獲得した、朝原伸治選手のように、綺麗な結果を残して引退する事はありませんでしたが、限界に挑んできた高橋尚子選手の功績に、陰を残すわけではありません。


Qちゃんは30代後半にして、独身ですが、陸上にすべてをかけていたからというのもあるでしょうね。

しかし、私にとって、引退会見をしているQちゃんの表情は、達成感に満ち溢れ、すごく魅力的でした。


これから、Qちゃんは、ロードを全力疾走していく事はないかもしれませんが、陸上競技を広めるべく、全力疾走で、活動していくでしょうね。


     私も、服屋のブログなのに、陸上競技も広めるべく、こんな陸上ネタも、全力で綴っていきますよ(^^)


  明日は、友人の結婚式の為、お店を休ませてもらいます。日曜から、営業です。


      Simple is the BEST !   タケウチ