「PRICE」
この地区で、お店をやるに当たっての、ブランド選びのこだわりの一つに、「プライス」があります。
服のプライスは、3段階あると私は思っています。最低ラインが、ユニクロ並みの激安プライス。最高ラインが、服好きの目から見ても、「これ、なんで、こんなに高いねん!ここまで高すぎるのは、服ちゃうわ~」って、疑問を持ってしまうくらいの、スーパーハイブランドや、スーパー職人ブランド。私が狙っているのは、その中間のプライスゾーンなのです。
やはり、今までセレクトショップの無かった地区だけであり、値段を念頭においたブランド選びは、切っても切り離せません。安値のプライスに慣れている層からすれば、充分に高い金額の服を扱っているかもしれませんが、質や作りの良いものを、極力、安く提供できるブランド選びを心がけてきました。この質からすれば、このプライスは最低ラインやなっていう風にね。
そういう考えがあり、この街で、服屋を始めてから、劇的に変わった”頑固さ”があります。
以前は多少、値が張ってでも、「made in USA」のタグがついた服を買っていましたが、今は、けっしてそうではありません。安価でも、着心地・履き心地が伴っていれば、なおかつ、そこに、愛着が湧いてくるような質感であれば、生産国などどーでも良くなりましたね。前も言いましたが、私の目標は、”柔軟な頑固オヤジ”ですから。
牙が抜け、丸くなったんじゃなくて、虫歯を抜くように、悪い物を、取るべくして、取ったものと思っています。
「お店の裏に落ちていたドングリ。形には、メッセージはありません。」
悪いモノが取れた今は、昔より、オシャレを純粋に楽しめるようになったと思っています。
高価なアメリカ製でなくとも、良いと思うものを純粋に、楽しめる。安価で、世間的な評価は、まだそこまで伴っていなくても、純粋に、そのモノが持つ本質を楽しめるというか。
お店に数度、足を運ばせてもらっただけですが、滋賀県の「sept」さんは、同じ郊外型のお店として、プライスや質にこだわった物選びや、スタンスに、大きく影響を受けています。知り合いではありませんので、私が一方的にね(^^)
そんな「sept」さんでも扱っている事から、そのブランド自体の存在は知っていたのですが、やはり、まだ扱っているお店も少なく、目にする機会が無かったので、興味を持つ事は一度もありませんでした。
「U.M.I. 宮田氏、御来店。ピスト乗りの氏が、予約されていたバッグです」
以前に、そのブランドの営業マンの方が、自分のお店に来てくださって、商品を見させてもらったのですが、その驚くべき質感や、プリントのかわいさ。なにより、コストパフォーマンスの高さにビックリいたしました。
質感がメチャクチャ良いのに、驚くように、安価なのです!
これは、是非とも、愛する、”しがなき名張”の土地柄や、自分のお店にもマッチするので、展開したいと思いましたね。
しかも、びっくりすることに、その営業マンの方は同郷であったうえに、その方の実家が、私の友人の隣の家だったのです。
これは、何かの運命でしょうか(^^) 今年の秋・冬から、少量ですが、展開いたします。
これは、最近、立ち上げられたブランドのHPです。→ http://umi-sunrise.com/main.html
その営業マンさんが綴るブログは、かなりおもしろいですよ。ENJOY !
先ほども、お話しましたが、こだわったのは、「プライス」や「愛着」。
昨日、はるばる山脈を越えて、初めて”津”からの来店がありました。津のカフェ、ゴチィカフェ様にショップカードを置かしてもらっていたのですが、昨日、そこで当店のカードを手にしたみたく、その足で、来店してくださりました。
還暦を過ぎたおばあ様と、その娘様と思われる40代のおば様で、しかも二人ともに、買い物していただきました。
その、おばあ様は、足が少し悪い故に、靴の履き心地にこだわりがあると、おっしゃっていましたが、なんと足元は、もう何年履いたか分からないと言われるほど、アジの出た、オーロラシューズでした。
なんだか、感激でしたね。
プライス的にも、3段階のプライスゾーンの、「中間のプライス」の物が、大切に「愛着」を持って、履かれている姿を見せたのは。安価すぎる、使い捨て商品には、決して見えてこないであろう像が、明確に浮き彫りにされていたんでね。
安すぎず、高すぎず。そして、pricelessな、何かを伝えていける服を選んでいく。そう、再決意しましたね。
Simple is the BEST ! タケウチ
