「消耗品でない服・小物たち」 | Simple is the BEST !

「消耗品でない服・小物たち」

他のエリアからしたら、大変、羨ましく思えると思いますし、自分でもそう思っているのですが、この名張市近郊では他にセレクトショップが無い為、成り立たせたら、商圏を独占できる上に、バッティングの問題も全く無いため、作りたいお店を作りたいように作れる、夢のような地区で、服屋をやっています。


服屋で働いた事もないので、その感覚は憶測でしかないのですが、きっと服屋が密集しているエリアでは、常に他店を意識することは、避けれない感情だと思います。ライバルと思う店がある方角に対して、嫌なイメージが付きまとったり、そのお客様が他のお店のファンになっちゃうんじゃないのかな。と不安になったり、やりたかったブランドを、他のお店に先を越されてしまう悔しい面もあると思います。


その辺りで、私は、他に全く意識するような個人店はないので、幸せを感じています。


 「プランクトンの影響(?)でツートンになったダム湖畔。」



         が、そんなエリアだからこそ、感じる不安や、壁もあるんですよ!


やはり服好きの人口というのは、すごく少ないもので、名張市自体が流動的な流れのある街では無い故に、お店をやる前から予想していた通り、ここまで、服好きの友人や、徐々に捕まえてきた顧客様の力を借りて、ここまで来ました。来店数や、一見様の来店というのは、まだまだ、私の望むものとは、大きくギャップがあります。


語弊を生む言い方を、あえて、させていただきますが、”ユニクロの価格帯や質に慣れている住民”を、どのようにして、自分のお店に流れさせていくか? というのが、自分のテーマですし、この地で服屋に出した私に付きまとう、永遠のテーマだと思います。


 「ツートンマフラー?」



服に興味がある人は、遠方からでも、ブログを読んだりして、調べて来てくれるんですよ。

来店は、むしろ、名張市以外の方の方が多いのじゃないかな?

そんな風に、興味がなければ、服屋には、まず、来ない。だからこそ、私は、まず服自体、お店自体に興味を持ってもらえるように、雑談9割・服紹介1割のスタンスを生み出しました。これが、徐々に効果を発揮して、セレクトショップに抵抗のあった、地元方の来店数というのも、徐々に増えてきています。


私もそうだと思うのですが、夏場の衣類ほど、代用の効きやすいものはないと思います。

私だって、2000円の古着のTシャツと短パンさえあれば、夏は乗り切れる。って、服屋をやっていても思いますもんね。ヨレヨレの着込んだ古着Tだって、ある種、雰囲気を上げるための技になりえますもんね。


 「なんと、8トーンマフラーでした!」  made 4 U ¥6.825(税込)



しかし、冬場の服は、安いものでの代用が効きにくい上に、質の違いが、防寒性や耐久性に大きく影響を及ぼします。私の中で、冬の服と、小物こそ、質の良さが大きく反映されてくるものだと思います。


下の写真は、私が、9年前。高校3年生のときに、ビームスで買ったイングリッシュトラディションのマフラーで、ブログアップ用に持ってきたのですが、本日、お客様に新品と間違えられるほどの、質感を保っています。

当時、高校生だった私には、8000円のマフラーというものは、ドキューに高いものだったのですが、冬が来るたび、このマフラーの柔らかく、暖かい質感に包まれるたびに、「買ってよかったな」って、心から思うのです。



安く、使い捨ての服。高く、一生物の服。

そのどちらが良しとするかは、正解・不正解は決して無いものですが、このマフラーを巻ける時期が近づく度に、

またこのマフラーに会える事の喜びを感じます。愛着から来る、愛しさを感じてしまいます。

これを見るたびに、私は、


    多少、値を張ろうとも、”愛着”が湧いて、長く着ていける服を、買っていきたい。と強く、思わされるのです。


       Simple is the BEST !   タケウチ