「ダサさの基準」
「自然界にあるものに、ダサさを感じない」
風貌にそぐわない、知的な文章を書くので、定期的に読ましてもらっている、北京五輪代業・陸上400mHの為末大選手のブログに、そんな事について記載されていました。サッカー選手や、野球選手は、引退しても、また別の才で食べていけるだけのオーラが漂っている選手も多いもので、例えば、清原選手なども、誰が見ても、他の道でも大成すると思われるでしょうが、陸上選手に限っては、そんなタレントが溢れる選手と言うのは、そうはいないものです。
為末選手のサイト http://sports.nifty.com/tamesue/
為末選手は、数少ない、他の道でも大成される要素を、十二分に持っていると思います。
事実、ミリオネアで得た1000万円を使って、東京丸の内通りを貸し切り、”丸の内陸上”なる、イベントを開催したり、異業種の、ドラゴンアッシュ、FPMなどと共に、CDを出されたり、まさに、異端児として、様々な活動をされています。
「誰が、どうみても、決してダサくはない木。むしろ、カッコよい?」
以下、為末選手のブログより、抜粋。
「自然界にあるものにダサさを感じない。とある方が話していました。それはそうだと納得しました。
山を見たって河を見たって、昆虫や動物を見たところで、ダサいと思うことはありません。
もし自然でそう思うことがあるとすれば、そこに置いてある人間が作った建築物や何かがせいぜいでしょう。
これはどういうことか。人が作ればダサくなり、そうでなければダサくない。人が作ったところで
かっこいいものはもちろんたくさんありますが、人が作っていないものにもあります。
けれどもダサいものはすべて人が作っています。
立ち居振る舞いにダサさを感じるとすれば、そこに何らかの意図が加わっている時でしょう。
何かを計算してるさまが見えたり、明らかにもてようとしていることが背景にある行動にそれを感じます。」
「これは決して、かっこよくない部類でしょう。中学から愛用の寝巻き」
そんな事が書かれており、自分も同じように、”作為的(意図的)でない行動を心がける”と、常々、言ってきたので、共感したのですが、自然を確かにダサく感じた事はないし、逆にどんな自然を見ても、偉大に思えるな、と思いました。
この事から教えられる事は、人間、自然体が一番ということでしょうか?
そして、服にも同じ事が言えると思います。
例えば、私が好きな、ワークウェアも、その機能が必要とされ、デザインされるべくして、デザインされたものなので、そこから、一切、省くものが出てきません。自然発生的に生まれてきた物事、行動というのは、永続的に、認知されていくものだと思います。ワーク系のビンテージ物が、人の心を魅了してやまないのは、そんな、生まれてくるべくして、生まれてきたものだからと思います。意図的にデザインされたものというのは、時代の流れで、一世を風靡することもありますが、必ず、廃れていきますもんね。現代、意図的で、過剰なデザインが多すぎます。
こんなベルトが、入荷しました。
クイックリリースベルトと言われる、消防士の現場で、ベルトの金具が熱くなってきた際、すぐに取り外しの効く、構造・デザイン性になっています。こんな、デザインされるべくして、デザインされたものって、やっぱり魅力を感じるでしょ?
値段も、デザインもいかついですが、反応は上々です。特に女性に。
Hardy & Parsons ¥20.790(税込) 32・34の2サイズ
お店を始めて、初めての秋・冬を迎えるので、何もかも手探りで、楽しませてもらっている心の裏側は、毎日、ビクついています。何かを始める。起業する。お店を持つといった行動は、当たって砕けろの精神がないと、きっと、無理だと思います。私も、貯めに貯めたお金がゼロになってもいいし、借金を背負ってもいい。つぶれてもいいから、お店を持ちたい。
そんな風に、”自然発生的に湧いてきた感情”なので、私が死んだり、経営不振で店がなくなったとしても、確実に、誰かの心に存在し、残っていきますからね。当たらなければ、100%砕けませんが、確実に何も残らないですからね。
昨日も、「スタッフの募集はしていないんですか?」 「いつかは僕もお店を持ちたいのです。」と来店してくださった、学生様に、「独り分で精一杯です」と断ったあと、私の体験談ですが、色々とアドバイスさせてもらいましたよ。アツすぎますね。と言ってくださり、私も、誰かを励ませられる大人になっていたことが、うれしかったですね。
自分の行動、発言が、誰かの心に残っていくのはね。
「自分の行動と、自分のお店で扱っている服は、”自然発生的”に生まれてきたものだから、きっと残っていく!」
初めて味わうA/Wに、ビビりもありますが、そう信じているんで、加担に挑んでいきますよ。
Simple is the BEST ! タケウチ