「飛べない鳥」
生年月日や、年齢は、意識しない性格ですが、『同年代』の活躍というのには、いつも刺激を受けています。
昨日、行なわれた北海道マラソン。レース展開は、見ていませんが、スローペースになる夏場のマラソンで、2時間12分台の記録の、夏場としては破格のタイムをマークして優勝したのが、佐久長生高校教員クラブの、高見沢勝選手でした。彼は、高校時代からトップ選手で、私とは、全く住む世界が別でありましたが、同じ昭和56年生まれの人物として、優勝の事実に、刺激を受けてしまいました。
住む世界が別である、芸能人・俳優さんなども、自分と同じ年代ならば、少なからず、意識しませんか?
そんな感じで、佐藤江梨子、MEGUMI、安めぐみ、などから、ビシバシ刺激を受けています。
共通点に、決して、気づかないように!
彼は、日清食品と言う、一流実業団に所属していましたが、今年に退社され、母校の長野の名門・佐久長生高校で、コーチをされています。20代後半は、実業団選手として、継続してやっていくのか、指導者としてやっていくのか、あるいは、全く別の道に進んでいくのか、それらの狭間に揺れる年齢だと思います。
そんな中、同年代の選手として、おそらく、いち早く、指導の道を選んだ高見沢選手の、「選手としての結果」も出した事実に感銘を受けます。
私も以前、女子実業団のコーチの話が、舞いこんできたとお話しましたが、私は、最後の最後まで、その道に足を踏み込むか、迷っていました。福士加代子選手が、2004年のアテネオリンピックで活躍できるように指導して欲しいとのことで、OKしていたならば、私もアテネに連れて行ってもらえることは間違いなかったでしょうし、服の道を模索するのは、3~4年、陸上のコーチをやってからでもいいかな。とか思っていましたが、冷静に考えてみて、終わりを見据えて、陸上をやる事は、終わりなきゴールを目指していた福士さんに失礼だと思い、コーチの話を断ったわけであります。
いつもいつも、2流選手だと言っていますが、事実、そうだったのですが、そんな私に、そんな大きな話が舞いこんできたのは、そのコーチに値する人物を審査する役が、私の大学の、女子陸上部の監督だったのです。
「コーチを色んなところで、公募しているのだけれど、タケウチ君が、OKしてくれるなら、
この公募も打ち切ろうと思っているの?女子実業団のコーチには、『3つの条件』があるの。
キミにはそれがあるの。」
私は、基本的に、役の立たない人物だと思っていますので、誰かの役に立てたり、誰かに必要とされることに、すごく、喜びを感じる性格です。その想いに応えたくなる性格です。箱根駅伝のメンバーから漏れた、チームにとっては、廃材の私が、大きな選手の役に立てるかもしれなかったんですから、それは、うれしかったものです。
3つの条件は、 1、走力 (3000m・5000m・ハーフマラソンの日本記録保持者の福士さんの、
コーチを務めることは、そりゃ、ある程度、速くないといけません。
幸い、女子の日本記録は、かろうじて、上回っていました。)
2、フォーム(フォームが綺麗な人と一緒に走ると、走り方が綺麗になるのですが、
私は、フォームは綺麗だったのです。)
3、性格 (これに関しては、どういった事を言われたのか、忘れてしまいましたが、
監督に立てつかない性格と言われたような。)
というものだったらしいのですが、同じ男子部員を見渡してみて、確かに、条件を満たしているのは、自分だけのような気がしました。周りからも「タケウチにしか出来ない。お前にピッタリの仕事じゃん」って言われるように、決して自惚れではなくね。日本記録保持者のコーチという、責任は重大だけれども、夢のような進路が舞いこんで、そのプレッシャーから、
「行くべきか否か」で、ものすごく悩みました。本心は、行きたいけれども、責任の重大さにビビッて、踏み出せないといった感じですね。
『舵をとれるのは、自分だけに許された権利』。逆境で、そう、自分を奮い立たせて、行く事を決意しました。
行く事を決意して、合宿にも参加させてもらいましたが、その合宿中に私は、
「もう俺は陸上では無いな。服の道を模索しよう」って肌で感じ、合宿終了後に、コーチの道を断らせてもらいました。
お店を持とうとするときも、やると決意するまで、時間を要しました。行きたいけれども、失敗した時の事にビビッて、一歩が踏み出せないのです。
でも、私は、師・宮川氏の生き様をみて、地方で、セレクトショップを成り立たせるには、3つの条件があるように思い、自分にも、それが備わっているような気がしました。
1、服が好き(好きだけじゃなく+αで、探究心を持っているという意味で)
2、人が好き(宮川氏もそうですが、私も、誰とでも、すぐに仲良くなれる性格です。)
3、その土地が好き(奈良が好きだったから、開拓できたと、言っています。私も、この名張が好きです。)
私も、自分の周りでは、1を満たしている人物は、すごく多いのですが、宮川氏と同じ、2も、3も満たしている人物は、自分だけしかいないような感覚がありました。「イタいコ…」、「素敵な勘違い…」と思われても、そうやって、自分を奮い立たせることは、大変、重要な事だと思います。ナルシズムに浸ることは、一見、悪しき事のように、思われていますが、そういった場面では、自分に酔って、自分を信じてなんぼ、だと思います。
3つの条件以外にも、「お金が溜まっていた」「独り身で、背負うものが無かった」「仕事に満足できず、転職を考えていた」「実家暮らしの為、住む事と、食べる事には困らない」等の、付加的条件も満たされていた私は、ここでも、
「 『舵をとれるのは、自分だけに許された権利』.。俺がやらな、誰が名張で、服屋やるねん!?」
americana ギャザー JKT ¥18.900(税込) レディスワンサイズ
そうやって、自分を奮い立たせて、このセレクトショップが無かった地で、チャレンジすることができたわけです。
私も、福士さんと業種は違えど、終わりの見えない道に、足を踏み込む事ができました。
昭和56年生まれ同士、住む世界は違えど、意識するものはあります。
北京オリンピック女子10000m。好タイムで、日本人トップだった事に、少なくとも、私は影響を受けました。
私が、勇気を出して、お店を持った行為も、同年代の誰かしらへ、良い影響を与えてたらいいな。
「あのヒトは、年上だから…」といった、憧れから来る諦め。
「アイツは、年下だから…」といった、自分の年齢に対する諦め。
素直に心に届く、決して言い訳をする事のできない影響って、いつも「同年代」の行動からではないですか?
Simple is the BEST ! タケウチ


