「千野アナ」 | Simple is the BEST !

「千野アナ」

    自分自身が、男女両方共に、接客していきたいから。といった肯定的感情。

    地方で、メンズオンリーショップを成り立たせる自信がなかったから。といった否定的感情。


両方の感情が合わさって、私は、男一人で、メンズ・レディス、両方を扱うスタンスを選んだと、いつかお話しましたが、オープン当初は、そりゃ男の私が店主で、女性が、服を買ってくれるのか、すごく不安でしたよ。

今では、男性はもちろん、女性の顧客様もついて、自分の選んだスタンスは、間違ってなかったと、信じられていますが、そんな自信の無さは、オーダー方法にも現われていました。


というのは、オープン当初。レディスのボトム類に関しては、KATOの定番・デニムしか扱っていませんでした。

男性の接客で、試着が重要になってくるボトム類を、女性が試着してくれるのか、すごく不安があったのですよ。私の想いとしては、ボトムに限らず、Tシャツ類なども、下着の上から、ドンドン試着していただきたかったので、しっかりとした試着室も作ってもらいました。


     「女性スタッフは雇ったほうが良い」   「男性がレディスショップをやることの、成功例があまりない」


「開店間もない頃、型紙を切り抜いて、スプレー噴射。字もいび                 

                              つですし、はみ出してるでしょ?テキトーな性格です…。」



って、色んな、先輩方からアドバイスを受けたので、本当にビビッていたのですよ。

「やってみないと分からない」ことがこの世には多く存在し、女性が来てくれるか、女性が試着してくれるかなんて、オープンさせてみないと分からない事だったのですが、オープンさせて、男性の私でも、女性も来てくれるし、女性も試着してくれるし、女性もボトムを欲してくれる事を理解しました。逆催促で、


    「もっとパンツ、充実させてよ~」


って言われた時は、ある種の達成感がありましたね(^^)胸をなでおろしました。

お店を開けてからの展示会では、オープン前のそれらとは違って、架空の人物を浮かべて買い付けたのではなく、来店いただいたお客様の服装や、雰囲気をイメージして買い付けたものになりますので、私も提案をしやすいですね。



数少ない、メンズの商品における、私の心から、お勧めできる商品。A vontageのチノパン。

私は、これを女性にも、提案したくて、この秋・冬は、レディス2サイズと、今まで展開していなかった、Sサイズをオーダーしておりました。近日中に入荷予定です。逆に、M・Lサイズはオーダーかけなかったので、気になる方は、在庫分だけですので、お早めに。たまには、私も、皆さんを焦らせます(^^)


お勧めできるといえ、レディスにこのチノパンが売れるのか、不安がありました。

というのは、ブランドネームも、メンズブランドのイメージもありましたし、太いシルエットや、ごわごわの素材感も、若干、男っぽいところはありますし、チノパン自体も、男っぽいイメージはありますもんね。


でも、私はこのチノパンが好きな上、一部の女性の顧客様にも、「チノパンが欲しい」と言われましたし、友人の女性バイヤーも、POSTの太め・ごわごわのチノパンを履いていて、すごくかわいかったですから、勇気を出してレディスも展開させようと思ったわけですよ。


昨日、近郊のカフェで、私のショップカードをもらって来店してくださった、女性2人組が、このチノパンを、


     「このチノパン、めっちゃかわいー。キャー×100(って言っても過言じゃないくらい☆)」


と、気に入ってくれ、両者ともに、メンズMサイズを購入されました。一人はベージュ。もう一人の方は、グレーでした。


  「スカートのトップスにいいかも、ビンテージ半袖スウェット。

                              色もプリントもいいでしょ?一点物。価格は店頭にて(^^)」



小柄な方は、ちょっとルーズに着こなされ、私並に上背のある方は、ジャストで着こなされ、またそれぞれ違った良さがありました。チノパンは、メンズコーナーに置いてあったので、女性に注目されることは一度もありませんでしたが、昨日の反応を見て、レディスも展開するという不安が、自信に変わりましたね。


初めての来店だったのですが、リラックスして、3・4時間くらい、店内におられ、キャーキャー言いながら、色々、試着していただいたのですが、その中の会話で、


     「よく、男一人で、レディスも扱おうと思いましたね~。っていうか、男なのに、なんで、女性の

      着たいものとか分かるんですか?」

 

     「そうっすね。だいぶ不安もありましたけど、僕は、男だからこそ、提案できる部分があると思った

      んすよね。自分が女性だったら着たい服であったり、自分が彼女に着せたい服だったりね。

      男物は、僕がリアルに着ている服をやれば、いいじゃないですか」


そんな、会話から、私は、「男性の私だからこそ提案できる、女性のスタイルの提案」の信念を貫いていこうと思いました。女性のしたがる服装は分からないけれども、男性が女性に来てもらいたい服装なら、理解できますからね。

短所・長所はいつでも隣り合わせ。男性一人で、店に立っている不安を、逆に生かしてやろうと思いましたよ。



         そんな風に、あなたが嫌いと思っている、あなたの短所。

         見方を変えられれば、もしかして、あなたの長所になるのかもしれませんよ?


             Simple is the BEST !   タケウチ