「螺旋階段から投げ捨てた思い出」 | Simple is the BEST !

「螺旋階段から投げ捨てた思い出」

もうじき、お店も開けてから、5ヶ月経とうとしておりますが、5ヶ月も経てば、やはり、友人間の広がりもあるみたいで、

「タケウチ~、お店出したみたいやん」って聞きつけて、お盆の期間中に、懐かしい面子が来店してくださります。


昨日の、印象に残った、お客様のセリフを…。。


   高校時代、しゃべったことの無い後輩 I 野氏 

      「ブログを一ヶ月前に発見して、来たかったんですが、友人と、

       『絶対、ポーターのリュックを担いでた、陸上部の先輩のお店や』って言ってたんですよ」


   中学時代、しゃべったことの無い後輩の女の子

      「タケウチ先輩、いつも鼻血だしていましたよね?バスケ部の横で、バレー部が活動していたので、

       『タケウチ先輩の鼻血がついたボールが転がってきたあ』って言ったりしてました。」


前者のセリフへのコメント。

      「そうです。ほとんど、入学して、マンハッタンポーテージを4ヶ月間使った以外は、ほぼ高校3年間、

       ポーターのリュックでした。そういう、『ポーター=自分』という、代名詞的アイテムがあった事実に

       うれしくなります。これからも、気に入ったものは、つぶれるまで、使い倒します!!」


後者のセリフへのコメント

      「その友人間の会話は、『憧れの類』か『拒否反応の類』か確認したかったところですが、

       いくら遥か過去の事とは言え、怖くて聞けませんでした…。」


  「午前中、地域の人らと、地元の小学校の草引き作業でした。

                               唯一、残してある陸上ジャージを履いて…。」


本日の閉店後も、高校時代の陸上部のメンバー・4学年に渡った飲み会があり、懐かしい面子に会える事を楽しみにしています。私の学年が、トップで、3つ下の学年まで来ます。


競技力的には、弱小高校だったのですが、部員同士の仲も良く、思い出が沢山つまっています。

年齢をいくら重ねようと、この集団に戻って来さえすれば、私は、高校生の時分に戻れるような気がします。

高校を卒業してからも、使い込んだユニフォームやジャージ。陸上を始めてから購読し続けた、『月刊陸上競技』なども、家法のように大切にしていました。


      しかし、それらを一切、捨て去ってしまったことがあります。

      陸上時代の思い出は、大学時代の公式戦用のセットアップジャージの下しか、残っていません…。

      残してある理由は、パジャマにするのに快適だから、といった理由…。



というのは、思い出を大切にし続ける私は、大切にしすぎるあまり、前に進めない時期があったからです。

それは、まさに、陸上競技の螺旋階段を降り、地元に帰省したときの事でした。

名門陸上部に在籍していた私は、たぶん皆さんは信じられないかもしれませんが、内心、すっごくプライドが高くて、

「自分だけが努力をしてきた人」みたいに、悪い風に自分に酔っていたんですよね。皆が皆、日常生活で、何かしらの努力をしているのに…。陸上の実力で、優劣がつけられる集団でいたので、やたら、自分の物差しで、優劣つけるといった感じですかね。


  俺は足が速いんだぜーって言ったところで、螺旋階段にいない限りは、そりゃ「ふ~ん」で終わりますもんね(^^)



地元に帰省して、当然、陸上競技の螺旋階段とは関係のない人達と接していったわけですが、そんな余計なプライドは、生きるうえですごい弊害になって、私は前に進めない感覚があったんですよね。服の螺旋階段に登っていきたいと思っているから、余計にね。


私は、自分の夢や恋においても、螺旋階段を登っている最中は、それらの思い出を大事にしますが、

違う螺旋階段に行こうとしているときは、それらを一切、処分してしまいます。

それが、思い出を大切にしすぎて、過去に捉われる事の多かった、私が前に進むための方法であり、『儀式』になります。それらから、学びとったものは、私の中で確実に肥やしになって存在し、思い出は、悪い言い方をすれば、すでに『吸いカス』なので、あっても無くても良い存在なのです。


みなさんの中にも、前向きな方はおられると思いますが、きっと、後ろ向きに生きてしまう方も、多くいらっしゃることかと思います。過去の夢や、恋に破れ、思い出ばかりを美化してしまうとかね。


でも、やっぱり、人間は、悲しいかな。時間の流れと共に、色んな記憶も、確実に薄れ去ってしまいます。

過去への強烈なこだわりは、新しい夢や、新しい恋を発見できれば、「あれは何だったの?」ってくらい、忘れ去ってしまうものですよね。私も、そうやって、今まで生きてきました。


しかし、そのたびに思うことが、確実に、精神面において、強くなっている事を実感できます。

サイヤ人が逆境を味わう事によって、さらに強くなっている感覚とでもいいましょうか。

夢における大きな挫折や、恋における大失恋も、自分の中に確実に生きているのを実感しますね。


    

    螺旋階段の登山の最中。自分のリュックには、過去の思い出は入っていなくても、

    それらは、血となり肉となって存在し続けるので、それらと共に、もっと遠くへ行きたいですね。

    

       Simple is the BEST !   タケウチ


          *お盆で、当店も忙しかったのと、飲み会が長引いて、更新が遅れちゃいました。

           商品紹介は、明日、させていただきますね。