生きる屍。 | Simple is the BEST !

生きる屍。

お店を持ち始める以前、「お店を持つんだ」と決意するまでは、休みが週1日だけになるのが、漠然と不安がありました。私も会社員をしていて、週2の休みや、夏季休暇、冬季休暇、お盆休み、GW、有給休暇があったわけですからね。その境遇や、安定した所得を捨て去って、成功するかも分からない、お店を持とうとする行為は、すごく怖かったですね。



でも、私にとって、やりたいことを抑えたまま、徐々に心が死んでいく自分を実感しながら、年を重ねていく方に、

「本当の恐怖」を感じていました。

「LIVING DEAD」という言葉は、私にとって、まさに「生きる屍」でした。あの頃の私は、生きているのに死んでいましたね。



お金のゆとりさえあれば、時間的にもやりたいことをその週に必ずできる環境。

そのような環境に私もいましたので、おかげさまで、行きたいショップも思いついたらすぐに行けましたし、安定した給料やボーナスももらえるので、安心して買い物もできますし、有給休暇をとって友人と滝めぐりや、色んなところに遊びに行けました。



でも、少なからず、時間やお金を大切にしていない自分。それらを無駄に使っている自分もいることを実感していました。会社員時代に、仕事が忙しくて、休みが週に1回しかないときほど、時間を大切にして、休みを充実させている自分に気づきました。その感覚がずーっと、付いてまわったので、漠然と、



「私はお店を持っても、週1の休みを大切にしているだろう。時間が無い中で、時間を作っているだろう」

「不安定な職業の中、1円の重みを大切にしているだろう」



そういう感覚が、気づいた時に備わっているようになっており、安定した境遇を捨て去る決意が定まっていました。

そんな、長い前置きを置いての、昨日の定休日レポートです。





昨日は完全オフの休日で、前から行きたかった、京都の本屋&雑貨屋、「恵文社」に行くことができました。

行きたい想いを溜めに溜めて、行きたかったところにいけるのは、遠距離恋愛で、月に1回しか会えないカップルが、やっと会えたときの感動に似ていました。



9時に家を出発し、ドライブ好きの私は、運転を苦に思うことなく、京都まで車を走らせました。

迷ったりしながら、12時30分に恵文社に到着。



  http://www.keibunsha-books.com/



決して地元では買うことのできない素敵な本。本。本。の山。少量置かれている雑貨類も、実に物欲をそそられます。この日は、お店のSimple cafeコーナーに飾るポスターを探しにきたのですが、気になるポスターもあったのですが、お小遣いが、まだまだ限られているので、購入を諦めました。



とりあえず、お腹がすいたので、近くの「つばめ」というカフェでランチセットを食しました。

和食が、胃袋に染み込んでいきましたね。





食後、再度、恵文社へ。広い店内をもう一度、じっくり見回ったあと、「生活図鑑」という本を購入しました。

今はもう亡くなられた、小学校3年生時に担任の先生にいただいた「冒険図鑑」という本が、私を探検家に仕立ててくれたと思います。生活図鑑は、同じシリーズの本ということで、テンションが上がりましたね。


18年前にいただいた冒険図鑑。「Simple Books」にてオープン時より置いてありますので、気になるかたは、当店でご覧になってくださいね(^^) Simple Booksは、当店のUSアンティーク棚に置いてある本。っていうだけですが…。



一乗寺の恵文社を満喫したあと、河原町に車を南下させ、パーキングに駐車。

次は、藤井大丸内の「B SHOP 」が目的でした。気になっているパンツブランド、「OR SLOW」を、意外にも扱っていることに、テンションが激上がりでしたね。いやあ、素材感。シルエット。すごく良かったですね。


昔はそんなテンションに任せて、心配されるくらい買い物をしていましたが、今は理性と知性がストップをかけてくれます。今は、まだ買う時期じゃないと感じ、購入を諦めました。

レディスも幅広く展開していて、目の前にいた女性が、オアスロウのカーキのパンツを試着していて、めちゃくちゃかわいかったですね。私が女性なら、それに、白のオックスフォードのシャツ。白のジャックパーセルかな?





その後は、今や日本一、勢いのあるセレクトショップ、「ロフトマン」系列へ。

その中でも、「ロフトマンB.D」の店長。飯田“パンサー”裕一郎氏に挨拶しに行くことが目的でした。



オープン前に、東京の某展示会場で、初対面とは思えないくらい意気投合し、お店を持ったら必ず挨拶に行こうと思っていました。当時に、「今までセレクトショップがない地区でお店を出すんで不安なんですよ」、と伝えたら、

「いやあ、タケウチくん、おもしろい。きっと君のお店に人が集まるよ」と言っていただき、不安の中にも、自信を見い出せましたね。




        「表情がいい。楽しいのが、顔に出ている」




この日も、そう言っていただき、何度も思い出して、ニヤニヤしてしまうくらい、うれしかったのです。



        「そうっすよー。まだオープン3ヶ月で、暇な日も多いですけど、暇も含めて“楽しい”ですね」



胸を張って、そう言えている自分がすごくうれしかったのです。

昔は、自分自身が作った自前の手錠で、自分を縛っており、心が徐々に死んでいくのを感じていました。

そんな堅い手錠も、周りの出来事の巡り会わせと、自分自身の勇気で、解き放つことができたことが、心からうれしいのです。自分の信じる道を歩けている、現在が、とても愛おしく、胸を張って、「心が生きている」と叫ぶことができます。



東京の展示会場で、飯田氏に差し上げた、滝の写真。ロフトマンの事務所に、しっかり飾られているらしいです(^^)



飯田氏が、ショップカードを置いてくださるということで、少量でしたが、手持ちのショップカードをすべてロフトマンB.Dに置いていただきました。



         飯田氏は、ロフトマンカンパニーの数名で、本当に当店に来店してくれるとのことです。

         また、そんな日が来たら、必ず、ブログでレポートさせてもらいますね(^^)



  USEDトレッキングシューズ ¥12600(税込) 27.5cm相当



その後、北欧・東欧雑貨を扱うお店、「アンジェ」に、欲しかったペネロープのトートをチェックしに行きました。欲しかった、赤色は完売でしたので、泣く泣く、諦めました。



          http://www.angers.jp/index.html



行きたいショップもすべて行けましたし、飯田氏にも会えましたので、充実感たっぷりで伊賀地区に帰ることができました。伊賀に帰ってきたのが、21時過ぎになっていましたね。夕食も外食したので、帰ったのが0時頃。

朝から、晩まで、たっぷりと遊べました。



    昔、感じた、「きっと、時間やお金を大切にしているであろう」という感覚。その感覚は見事に当たり、

    お客様にいただいた、とあるアーティストのアートブックに書かれていた、

    「時間は無いんじゃない。つくるもんだよね」。

    そういった、言葉を痛感しています。



    昔、単なる、生きているのに死んでいた「LIVING DEAD」だった私。

    今は、例え、死んでいっても生きていく「LIVING DEAD」になれたような気がします。



      経営不振という「死」。自分自身の本当の「死」。

      どちらかが来るまでは、誰かの心に生き残っていく仕事を心がけて、やっていきますよ。



            Simple is the BEST !   タケウチ