「hissori」
「ひっそり感」
それが私が物件選びをする上で、キーワードとなりました。昨年の6月にはお店をやると決意し、7月には物件選びに、市内を東奔西走していました。
そもそも私が、お店を持とうと思ったのは、服が好きだからという単純な動機だけでなく、名張市近郊(名張市・伊賀市の、伊賀の国といいますか)の広域に渡って、大型店や個人のセレクトショップがあった前例が無かったからです。
しかも、同じ三重県なのに、なぜか名張市・伊賀市以外の市には、その市を代表するようなショップがあります。
「お店がなぜ名張市近郊には今までないのか?」「それは名張市には服の需要がないのか?」「周りの大半がいうように、本当に名張市でお店を出しても駄目なものなのか?」と、大きな不安を抱えながらも、
「いや、名張市の規模や、住んでいる市民を見渡して、今までなかったのがおかしい」、と、私が抱える疑問に、少数の賛同してくれる友人の声を心の支えにして、私は同じ三重県のショップを回り、立地・ブランド構成・雰囲気・スタンスなどを研究しました。三重だけでなく、奈良・大阪・京都・滋賀・神戸・愛知などの地方のショップも、くまなく回りました。
その結果、「やっぱり名張市にいままで服屋が無かったことがおかしなことだったんだ」と、思うことができ、大きな不安が、いつしか私を支える小さな自信になっていました。心の中に、自分だけが見える光が灯れば、例え誰に何を言われようと、歩を進めることができました。
勉強でも、スポーツでも、自分だけが見えるイメージ像が見えたなら、花が咲かない時期でも頑張れるでしょ?
地方で、成り立っているショップやカフェには「ひっそり感」があることに気づきました。それが、昼間に主婦や女性や年輩の方も入りやすい雰囲気を作っていたり、自分だけが知っているお店なんだ、というオンリーワン感覚につながっているのだと思います。その結果、都市から地方へ足を運んでくれるんだと思います。
私的にそんなひっそり感を感じたのが、現在の物件。
うれしいことに、女性や遠方からも来ていただけてます。
私のお店にも本日やっと、遮光のテントを取り付けていただきました。
「ひっそり感から、かけ離れた色やんけー」と、怒らないでくださいよ(^^)
テントの色選びは、こうして、決めました。
テーマカラーの「緑」は、青と黄色を混ぜたらできあがる。すなわち「青」か「黄色」が緑と相性抜群。中性的をテーマに掲げてるのに、青色は男性的、黄色は女性的。そしてお店に立っている私は男性。
「男性の私+女性的な黄色のテント=中性的」、という図式の元に決めました(^^)
当店のメンズウェアの核となるブランド「A vontage」。ベーシックだけどベーシックではないものを作ります。
私の感覚では、本当に世の中の、隙間をついてくるというか。
素材選び・シルエット・ディーテイルのすべてにおいて、「ひっそり」と主張しているところが好きです。
A vontage ベンタイルJKT ¥38640(税込)
*ベンタイル…超高密度に織り上げてあるコットンなので、着心地を
保ったまま、撥水性・防水性を兼ね備えます。
昔は自分だけにしか見えない光。今はこうして、目に見える形でみんなに見てもらえ、来店してくださることに、喜びを日々、感じています。
これからも、この先、何か壁にぶち当たることもあろうと思いますが、自分だけにしか見えない光だけを追い求めているうちに、壁を登っていられれば。そんな風に生きていけたら幸せですね。
Simple is the BEST ! タケウチ

