スマイルチェインプロジェクト | 奈良・学園前で展開している美容室happinessのアイリスト 高木理絵ブログ
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開戦から2011年3月20日で8年を迎えたイラクの若者たちが、東日本大震災の被災地へメッセージを送ろうとしている。米軍の侵攻と内乱のなかで思春期を過ごした世代が、津波や原発事故で苦しむ被災者の窮状に心を砕く。

バクダッドで取材活動をしている大阪在住のジャーナリスト玉本英子さん(44) が、現地の学生たちに呼びかけた。デザインを学ぶ若者十数人に日本から持参した絵はがきを配ってメッセージを書いてもらったほか、病院でがんや白血病の治療を受ける乳児らにも絵はがきを配った。

絵はがきは、戦乱のイラクに笑いの大切さを広めようとして作った。デザイナーのシマダタモツさん(46)が、日本語の『笑い』とアラビア語の『みんなで人々の顔に笑顔を描こう』の言葉をデザインした4種類の図柄を作った。

玉本さんが成田を飛び立った直後に地震が起き、バクダッドに着くと、周囲はみんな日本の惨状を知っていた。宗派対立で叔父を殺害されたマンスール大学の学生デザイン・モハメッドさん(23)は、玉本さんに『突然家族を失った人の気持ちを考えると、涙が出そうになる。会えないが、心はあなた方と共にある。同じ苦しみを分ち合いたい』と語ったという。

玉本さんは、『日本ではイラクの情勢に関心が薄れているのに、イラクの人たちは想像以上に日本の被災地のことを心配していた』と話す。はがきは翻訳したうえで被災地に送る。

絵はがきは4枚1組で千円。売り上げは義援金に充てる。問い合わせはシマダデザイン(06-6352-1608) へ。

<2011年(平成23年)3月26日土曜日、朝日新聞夕刊より抜粋>