30代の頃からずっと民間の生命保険、医療保険、がん保険に加入し続けてきました。
40歳を過ぎてからは年金保険にも加入したので、月々に払ってきた金額はトータルで4万円越え。
保険屋さんに総額いくら払ったのか、考えたくないですね。。
生命保険
生命保険に関しては、まだ20代で子供を産む前から、死亡時に2千万円くらい貰える保険に加入していました。
その後、子供2人を育てている間はずっと必要だと思ってかけ続けていましたが、いま考えるとフルタイムの共働きの場合はここまでの保障は不要だったのでは、と思います。
お互いに収入があれば、どちらかが亡くなっても生活に困ることはないし、自分が死んでしまえば老後の資金は不要になるので、お金は残ることになります。
ただ、子供がいる場合は1人の収入で2人分の学費を捻出するのはかなり厳しいので、子供が大学を出るまでの10年掛け捨ての死亡保険に入るのがいいかもしれません。
医療保険
日本には、国民健康保険が完備されていて、公的な医療制度が充実しています。
さらに高額療養費制度があって、医療費が月額の上限(収入基準に応じた一定の金額)を超えた分が戻ってきます。
また、大手企業の健康保険組合には付加給付という独自の制度もあります。高額療養費制度の自己負担限度額から、さらに3万円を超えた分が戻ってきます。
つまり、どんなに高額な医療を受けたとしても、自己負担は常に3万円ということになります。(差額ベッドや食事代など保険適用外の費用は対象外です)
これを考えると、使うかどうか分からない民間の保険に月何万円も払ってきたのは、本当に無駄だったと思います。
その分を積立投資に回しておくべきでした。
最初からきちんと、日本の保険制度や会社の助成制度などの仕組みを調べるべきでしたね。
がん保険
がん保険に関しては、高額療養費制度や付加給付制度ではカバーできない、保険適用外の治療を受ける可能性があること、50歳以降に罹患率が急増することから、掛けておいてもいいのかなと思います。
月々の掛け金が2〜3千円ですし、ガンを告知されるという精神的なダメージを受けた時に、さらにお金の心配をしなくていいというのは大きなメリットです。
年金保険
私的な年金保険も、必要なかったと思う保険の一つです。長期でかけ続けていれば、確かに貯金よりは増えますが、たかだか数%です。
保険会社がやっている積立投資を個人でやれば、手数料もなく利率もずっといいと思います。
私は10年以上かけ続けて、やっと解約返戻金がプラスになった年金保険を解約して、新NISAの資金として投入することにしました。
お金の勉強は若いうちからするべき
当時は何も考えずに、保険のおばちゃんに言われるがままに契約してきましたが、今になって、無駄も多かったことに気が付きました。
積立投資も保険の加入も、若い頃にもっとお金の勉強しておくべきだったと後悔しています。