於;神戸新開地アートビレッジセンター
遊気舎さん



 今晩眠れるかなぁおねがい ご縁あって10年以上ぶりの観劇!
 まずは。話すと長~いその「ご縁」から。
 眉村卓先生の文章教室にKお姉さまというかたがいらっしゃいます。
 そのかたは小説以外にも舞台のシナリオも書かれます。
 Kさんの書かれたシナリオで、去年の暮れに公演がありました。
 わたしの家、播磨の国からは少々遠かったため足を運ぶことはできなかったのですが、Kさんがくださったチラシを見てビックリ!
 2000年ごろ、まだ大阪市内に住んでいたころ、必ず公演を観に行っていた劇団の役者さんが出られるのです! 役者さんはお2人なのに、そのうちのお1人が、遊気舎さんの峯素子さんだったのですラブ
 Kさんからチラシをいただいたころ、ちょうど遊気舎さんからのこの公演のおはがきが届いていました。しかし播磨の国のわたしの家からは、この劇場は若干アクセスが悪かったので、行けねーなーと思っていたのです、が。
 次にKさんとお会いしたときに、
「行こうよ!」
 と誘って頂いたんだったかわたしが誘ったんだったか、すでに記憶があいまいなのですがポーン
 まあそんないきさつで、久々の観劇、ということになったのです。
 
 大阪市内に住んでいたころは毎月最低でも1度は小劇場に足を運んでいました。
 中でも遊気舎さんからのDMが届くと、考えることなく決まった友人に声をかけ、前売り券を買っていました。嗚呼あのころは本当に良かったなぁ。。。大阪に戻りてぇなぁ。。。
 
 Kさんの去年の暮れの公演のお話を伺ったときから、あのころの「小劇場熱」が血管の中を駆け巡り始めていて。。。めっちゃコーフンしてましたニコニコ
 しかもあのころ一番好きだった遊気舎さんの公演!!
 昨夜はあんまりよく眠れませんでしたてへぺろ 遠足前のお子チャマとおんなじ!
 
新たな地 人水流れて 開く花
 
 タイトルも。。。実はちゃんと覚えていないまま(長いからよう覚えんゲッソリ)、指定された席に着きました。Kさんが予約してくださっていたおかげで、前から2列目、ほぼ真ん中の位置でした。桟敷じゃなく椅子でした!
 わたしは。。。う~ん、そう言われてみれば、今テレビで観るドラマなんかでも、あらすじは読まずに出ている人で選んでますねぇ、で、たまに「ソンした、クソ!」と思うこともあるのですが。。。昔から、この遊気舎さんのように、
「この劇団なら間違いない、面白いに決まってる」とか、
「この役者さんの演技を観たいから、知らん劇団やけど、行く」
 とか、そういう価値基準で判断しているんですねぇという、自分を再発見するという。。。
 
 前説で、座長さんの久保田浩さんが、劇場のある土地で育ったと言われました。
 劇場は、神戸、新開地というところです。
 だからタイトルにも「新」「開」「地」という文字が使われているんだと。
 あ、作・演出も久保田さんです。ご出演もされていました。つんくさんみたいになられてました(昔から拝見していた役者さんたちもほとんど年を取られてないように見えて、自分の老けようをかなり惨めに感じました、が、職業((?)が違いますもんね、と、開き直ってみる!)。
 
 そんなわけで、要はどんな内容の舞台かについて、全く想像を働かせることなく席に着いた不届き者のわたくし。
 
 神戸に起きた、空襲、震災、洪水もですよね?
 
 
 泣きました。舞台に目を遣るのがつらくなるくらいでした。
 去年の暮れ、『この世界の片隅に』を観たときと同じくらい、戦争を憎みました。
 
 アンケート。
 手の悪いわたしは、開演前に大体の欄を埋めていました。へらへらと、アホなことを書いてました。
 でも観終わったあと、それらの解答のいくつかを書き換えました。
 やっぱり、「非武装平和主義」を訴えていきたいと痛感しました。憲兵に殺されてもいいとも思いました。
 1つ。アンケートに書き忘れたことがありました。
「加古川へかつめしを食べに行った」という名古屋出身のかたのせりふがありました。
 播磨の国の住人――非国民??――として、わたしは、加古川のかつめしより、名古屋の味噌カツのほうが、断然好きです! 味噌が好き!(自分の脳に足りていないものを経口摂取して補おうとしているのだろうか。。。ゲッソリ
 
 とろとろとアンケートを書き終えて外に出ると、物販の所に峯さんがいらっしゃいました~ドキドキ 役もねぇ、かなり要(かなめ)でね、峯さんのある行動がきっかけで、わたしが泣き出すことになったのです。。。
 峯さんとKさんがあいさつをされて、Kさんが峯さんにわたしを紹介してくださって、キャー!! 超ハイテンション音譜 両手を掴まんばかりの勢いで、あれやこれやとコーフンし、一方的にしゃべってしまいました、テヘてへぺろ ただのミーハーのオバチャンにお付き合いくださった峯さんに、心から感謝ですニコニコ わたしよりずっとスリムで、お顔も可愛らしくいらして。。。いいなぁ。。。やさしいかたでもあるんだなぁと、感動致しました_(._.)_
 実はわたしも大学時代1度だけ舞台に立って演技をしたことがあるんですが、そのときはドーランコテコテ、アイメイクゴテゴテ、ノーズシャドウグッギリ、という、とてもどぎつい化粧をしたのですが、今日の終演後の峯さんは、全然そんな感じではありませんでした、なんでダロ? 時代カナ? それとも造作の小さなわたしの顔がワルイのか!? 楽屋で撮った写真を、舞台を観なかった友だちに見せたらみんなに、
「何この化粧。コワイ!」
 と言われたもんでした。
 
 公演は2時間。
 嗚呼映画も大体2時間かぁ。
 でも、なんでだろう? 小劇場の2時間は、いつまでも終わらないで欲しいと、いつも感じます。今日も、物語の展開から、「あ、そろそろ終わりそう!」と思ったときに、腕時計を見ました。「あと20分。。。いやぁ! もっとここにおりたいぃ!!」離れがたい空間、世界、場所。桟敷席の劇場で、いくらお尻が痛くっても、「まだ帰りたくない!」とよく感じていたなぁと、思い出します。
 役者さんとの距離、かなぁ。。。
 
 あ~あ、どうしようてへぺろ 小劇場熱、う~ん、40℃くらいカナ? 「発熱」しちゃいましたよぉ、これは。。。
 お金も時間もなくて、小劇場の多い大阪へも遠いというのに、一体どうしたものか。。。
 
 そうしてもう1つ悩みがグラサン
 今回の公演のDVDが発売されるんですよねぇ。。。
 ぃやぁあああ! もうほんま、どないしよう!!
 
 まったく。。。平和な悩みでございます。
 
 自然と人とが共存できる社会。
 戦争のない世界。
 武器を持たないこと。
 
 痛烈に、心に深く、染み渡りました。
 
 帰宅してから母から、諏訪山の動物園の話を聞きました。
 二度と繰り返したくない。
 
 今晩、ほんと、眠れるかなぁ、明日「ON」の日なのに。。。もうこんな時刻なのに、まだ化粧も落としてないし。。。
 初めて観劇したときより、強く心が動いた、のは、それがあまりにも良いものだったからなんだと思います。
 しあわせだなぁ、これもまた1つ(加山雄三さんじゃないですヨ!)。
 
最後に。
今日の舞台で遊気舎さんの正規の劇団員さんは8人だったと言ってたなぁ。出演者を帰りの電車で数えたら17人もいたのになぁ。
残っている役者さんの中に峯さんがいてくださって、わたしが昔追いかけていた西田政彦さん(「誰かと似てるなぁ」と思ったら、台湾の役者さん、ジェリー・イェンだった! で、西田さんも垂れ目なことに気づき、わたしは昔から垂れ目な人が好きだったんだなぁと、これもまた再確認ニコニコ)もいてくれて。。。嗚呼やっぱり今日のわたしは、めっちゃしあわせヤワ、眠るのがもったいないくらいニコニコチョキ