現在、中国やヨーロッパ等から商品を輸入して転売するという輸入転売が
流行っていますね。
それを専門にやっている法人も多いですが、
個人の方でも実際に高い成果を上げている人がたくさんいらっしゃいます。
但しこのビジネスモデル、特に個人でやるにはとても疲れます。。
もちろん、価格差で利益を出していくというこのビジネスモデルを一切否定はしませんが、
個人的には、とても疲れるビジネス、
そして中々安定しづらいビジネスではないかと感じています。
その理由は、
輸入転売でもちろん大きな利益は出るのですが、取り扱う商品に一貫性がない事も多く、
またamazonやヤフオク等での販売では、独自のネットショップと比べ
ショップ自体の強みが出しにくいため、ショップにファンが付きにくいからです。
ショップにファンが付かないという事は、どういうことか?
それはリピーターが付かないという事。
1回だけは買ってくれてもその後リピートしてくれる人がとても少ないという事になります。
商品力のみで販売した場合、その多くはショップのイメージがお客様には残りにくく、
再度訪問してくれる可能性はどうしても低くなるんですね。
リピーターが付かないビジネスは、ネット通販に限らずリアルの商売でも致命的です。
そのため、新規のお客様を継続的に探し続ける必要があります。
これではやはりいつまで経っても安定しませんし、継続的に売り続けることができません。
また安定しないだけでなく、そのようなやり方を続けていくためには、
売れる商品の目利きのできる第三者、
またもしくは売れる商品を探す事ができるメディア等々の力に頼らざるを得ません。
将来的にそれらがなくなった時でも商売を続けるために、
やはりリピーターを増やしていくような仕組みを持っておく必要があるんですね。
更には、仮に他店でも同じ商品を取り扱っていた場合、
ショップの個性を売りにしていないため、どうしても価格競争に陥りがちです。
利益は減り、場合によっては、
その商品の取り扱い自体を断念せざるを得ない場合もあります。
例えば、流行に左右されないような商品であれば、ブログ等を集客ツールとして
有効活用する事で、比較的、新規顧客を継続的に集める事も可能かとは思われますが、
この先何年も人気が落ちない商品というのは、それほど多くないはずです。
そのような理由から、やはり輸入転売は疲れるんです、、
そもそも、自分はそれほど関心がないにもかかわらず、
売れるからというだけで選んだ商品を売り続くるというのは、
多くの方にとってつらい作業になるはずです。
稼ぐためだけの作業を延々と続けていくのは、誰だって苦痛なんですね。
一方で、自分の好きな関心のある事、得意な事を生かせるジャンルの商品を選んで、
転売ビジネスに取り組んでいる方は、
継続的に安定して稼いで行けるようなネットショップ運営にスムーズに移行できます。
ですので、もし現在、転売で上手く稼いでいるという方は、出来るだけ早い段階で、
ご自身のネットショップを構築されることをおすすめ致します。
現状、転売で少しでも上手くいっているのであれば、
そこで販売したお客様をリピーターに育てていくいく仕組みですね。
更には、リピーターになってくれる可能性の高い見込み客を意図的に集客する仕組みです。
それを作らないというのはとてももったいないわけです。
そして、利益の出る様々なジャンルの商品を取り扱う「なんでも屋さん」では難しい。。
例えば、amazonや最近はやりのメルカリ等を介して輸入転売ビジネスを行う場合の
リピーター戦略として、他店との差別化を図るという手法もあるにはあります。
例えば、
・おまけ(特典)を付ける
・クーポンを発行する
等々ですね。
しかしこれらのアイディアは、どちらかと言えば表面的なテクニックでしかなく
それを理由に購入してくれた方は、そのような表面的な理由では、
あなたのショップのファンにはなり得ません。
結局のところ、
短いスパンにおける一時的な売上アップのための戦略にしかなりませんので
継続性、安定性という意味でとても弱いわけです。
継続的に安定して売り続けるためには、やはり独自のショップの方が確実ですね。
しっかりとジャンルを絞り込む、つまりターゲットを絞って
そのターゲットに響くようなファンの付くネットショップを作っていくことをおすすめ致します。
早いうちから始めれば、将来的にも安心ですから。