つわりがまだ抜けきらないため、割と早めに読み終わりました

感想なので、ネタバレにはならないかと思いますが、念のため…
これから映画やドラマ、原作を読む方は回れ右でお願いします

紙の月は、劇場で映画を見ていたので、映画版のストーリーや結末は把握した上での原作でした。
映画版は、基本的に主人公(宮沢りえさん演じる梨花)主体で進みますが、原作は、梨花の友人達や元彼等過去の梨花の周りの人々にもスポットがあたり、語り手となります。
その語り手の人の分だけ、それぞれの「お金」の使い方や接し方等等のエピソードがあり、そしてそれぞれがまぁ、なかなか辛いお金との付き合い方をしていきます

一言で言うと、怖い

節約も度が過ぎると辛い目にあうし…
もちろん消費も度が過ぎるととんでもない目にあう。
でも本当。
この紙の月に出てくる人々のようなお金の付き合い方、意外と身近なんだろうなぁとも思いました。
まだ若い頃で、その頃は美容部員だった時。
百貨店勤務だったのですが、アパレルのスタッフとも、仲良しになったんですよね。
中でも仲の良かった4つ上の友達がいて。いつも新しいお洋服やコスメ、アクセサリーを身につけていて。
とっても美人でおしゃれで素敵だなぁと思っていたんですが…
仲良くなるにつれ、実はそれらのアイテムは消費者金融からちょこちょこ借りてるんだよねー!と

私お金を借りるということをしたことがないので、びっくり!

しかもその子、最終的に弁護士に頼んで、減額してもらえる対応(すみません…知識不足過ぎて、よくわかってないのですが
)してもらってた


なんだかそれまでの憧れが、崩れ落ちましたね



もちろん、上手くお付き合いできている方もいるとはおもうのですが。
私個人は、その度胸?も管理能力?もないので、なんとも言えません

話は逸れてしまいましたが、個人的には、映画版よりも、ずぅん…と暗くなりました。笑
でも、面白かったです!映画版よりも奥行きがあるというか。
角田さんの作品は、八日目の蟬も何度も見て号泣したので、八日目の蟬も見てみようかな?
スピード感はそこまでないけど、飽きずに読めました

さて。次は何を読もうかな
