【3分で学ぶ「シンプル・マネジメント」vol.121 first part】 | 元セミナー講師 坂井義尚の           「3分で学ぶ『シンプル・マネジメント』」

元セミナー講師 坂井義尚の           「3分で学ぶ『シンプル・マネジメント』」

経営コンサルタントとして、20年にわたって、お手伝いして参りました。その結論は、「経営をいかにシンプルに捕らえるか?」シンプルに捕らえてこそ、初めて実践につながる・・・3分で学ぶ「シンプル・マネジメント」をお届け致します。

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  セミナー講師 坂井 義尚のWeb相談:

   「自主性を養うコミュニケーションの仕方について」

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 とうとう関東も梅雨入り。
私事ではありますが息子の運動会が延期続きで、結局平日に催
されるようで見に行ってあげられないことを恨めしく空を眺め
ております。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?セミナー講師の坂井です。

さて、今回の相談は、下記のメールの内容のものです。

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「自主性を養うコミュニケーションの仕方について」
             (東京都:飲食チェーン本部社長)

「現在、当社では○○のチェーン本部を運営しております。
 1ヶ月目の課題の「どうだった?」なのですが、当社では現在、
 毎日朝(9:30までに)私に本日の行動予定をメールで報告し、
 その日の終業時に結果をメールか電話で報告するように行って
 おります。

 この状態で、「どうだった?」と聞くとそのまま報告してくる
 と思います。
 ただ、今回の目的である自主性を養うとは違う、強制的な部分
 が強いのですが、どうしたらよいでしょうか?」

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(坂井からの返信)
 
「何より価値あるコミュニケーションを実践し、強い組織づくり
 をするための第一歩として目標意識を醸成するなかで、
 「どうだった?」はPDCAサイクルを回すことのみならず
 ご質問のメールにもありますように「自主性」を養うキッカケ
 ともなります。

 日々のPDCAサイクルをまわすことで、小さな小さな達成感
 の積み重ねではありますが、その継続によって確実に「自主性」
 をもった行動に変わります。

 その最たる状況が、「相手から報告してくる」という状況です。
 ご質問においては、そのレベルには達している状況ですので・・・
 たいていの企業では報告形態は何らかあるものですので
 上記のご質問のようなパターンが多いと思います・・・

 報告が逐次入る状況であれば、目標意識を醸成する
 「どうだった?」に続いて、セミナーでもお話している2ヶ月目
 にトライして頂く、問題意識醸成のための「なぜ×2回」に
 チャレンジしてみることをお勧めします。

 前回のご質問にて、コミュニケーションをなかなか取れない相手
 に「交換日記」的コミュニケーションの手法をお答え致しました
 が、今回のようにある程度コミュニケーションが取れているレベ
 ルにおいては、その相手のリアクションに合わせ、上記のような
 対応をお取り頂ければと思います。」

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いずれにしても価値あるコミュニケーションの実現のために
皆さんの不断の励行を祈念致します。


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