1月21日、デュッセルドルフ日本クラブとニーダーライン独日協会共催の「独日新年会」に出席させて頂きました。
「平」[会意]于(う)+八。于は手斧(ちような)の形。手斧で木を削り平らかにする。その破片が左右に飛ぶ形。
「和」は分解すると「禾+口」
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ニーダライン独日協会、フランツ会長の挨拶の中で、2015年が中近東の戦争やパリでのテロなどで、欧州、ドイツ連邦、ドイツ各州政府、自治体、国民が常に深刻な問題に直面して、平和に終わることができなかったとのお言葉がありました。
このスピーチの「平和」という言葉の重みが、ずっしりと胸に響きました。
やはり、現在ドイツでの暮らしが、自分で感じているよりも、緊張感を強いられているのかも知れません。
今回、平和という漢字の成り立ちを改めて調べてみると...

これは強制力に他なりません。平らでない物を、なにがしかの力で平らにする意味。

つまり「軍門の象+祝禱・盟誓を収める器の形」となります。祝告は神霊に対する行為盟誓。
解釈すると
和 軍門の前で、敗者が勝者からの講和条件を受諾している。そして講和を神へ誓い、それを永遠に保つ為、祝禱・盟誓を収める器に厳封している光景。
これが「和」の原義です。
負けた者が、負けを永遠の物とされ、それを神に誓わされる光景。
和は、勝者のみに和であり、敗者にとっては隷属の誓いでしかない。
白川静氏の『漢字の世界』では上記のような解釈が書かれていました。
この「平和」の原義に込められている意味は、現在の世界情勢を映し出していたかのように思えてなりません。
さて新年会に話しは戻りますが、この日は大変貴重な演奏を聴くことが出来ました。
現在のホルンの原型である狩猟用ホルンの演奏を、ホルン愛好家の方々が披露してくださいました。
昔は、狩猟の時にお互いの合図のために、ホルンが使われていたとのお話で、音階は7音階しかなく、唇を使って音階を調節するのだそうです。
原型ホルンの形状は、管は細く非常に長く、大きく円環状に巻かれ、肩に掛けやすくなっています。
演奏して下さった方々の制服も素敵でした。
私たちはデュッセルドルフ市と日本との60年以上に渡る確固たる信頼関係の基盤の上に、昨年8月からお世話になっています。
この信頼関係の絆をより深めて行く事が、今後ますます大切であると改めて感じました。
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