今年は6月18日から、ラマダンが始まりました。
ホテルのカフェ☕️も、昼間は営業を自粛しています。普段は、ショーケースの中には、スィーツが並んでいますが、きれいに何もない状態になっています。
ラマダン期間中は、食べ物が見えても❎、匂いもさせてはいけないとのことです。
営業しているレストランは、中が見えないように、衝立てを入口に置いています。
ラマダンをロマンチックに演出しているドバイモールブルーミングデールのショーウィンドウ

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さて本日は、エミラティの御宅に伺い、イスラム教五行のひとつである喜捨の様子を見学させて頂きました。
この圧力鍋に出来上がっているのは、ハリースと言って、麦と牛肉とお塩だけで仕上げたシンプルな肉麦粥です。
朝早くから、一日中牛肉と、麦を別々に煮込んで
下

の写真の機械で混ぜ合わせて出来上がります。
ハリースは、1日にこのお鍋3個分を配給、2日で牛さん1頭を消費するそうです。
普段、牛肉を買えない人たちの為のお料理だとのことです。
ラマダンの夕暮れ後の食事には、欠かせないメニューだとか。

近所や親戚に配る器に、ハリースを盛り付けた様子。仕上げに、溶かしバターを回しかけます。
親戚、知人、ご近所用に保温機能のある器に
盛られたハリースは、お抱えのドライバーさん数人で、手分けをして遠くはお隣の首長国シャルジャまで、ラマダン期間中毎日届けるのだそうです。
この写真は、午後4時からハリースを貰うために、入口に集まっている人々。皆さん、手にはハリースを貰うための器を持参しています。
夕方6時までには、配り終えるそうです。
家の裏手にある外の炊事場で、配給が開始されていました。使用人のパキスタン人が、同じ国の人に依怙贔屓して多く配ったり、インド人には少なくしたりなどをするので、マダムが目を光らせて全ての人々に公平にできるように、気を遣っているそうです。
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