日農医誌の66巻に興味深い研究報告がありました。
急性期病院の看護師がメンタルヘルスに不調を感じたときの状況
という急性期病院で働く看護師204人を対象にした報告です。
看護師が感じる、メンタル不調を感じる状況
→ひどい疲れ77.3%
だるい62%
その他、不眠、憂鬱、何をするのも面倒…
というのが多いそうです。
メンタル不調に関わる具体的な出来事→
1位:時間外勤務
・22時近くまでの残業。次の日も日勤だと家のことが出来ない。
・勉強会、病棟会のために休日出勤
・情報収集のために早朝出勤 などの理由が挙げられてます。
看護は心身ともに疲弊する業務。朝からケアなど動き回り、休憩もきちんと取れず、夜遅くまで記録をする。集中力もちませんよね。
また、病棟会も時間外業務。普通の会社であれば会議ですよ。会議を時間外にしますか?そのために、休日を削りますか?休む時間が無いですよね。
納得の結果です。
2位:業務内容のストレス(スタッフが少ない、忙しさ)
・スタッフが少なく、多重課題を与えられる
・忙しく週休ですらとれない
急性期病院は、入院患者が多く、一方では重症患者も看なくてはならない。一般病棟でしたら、このような患者に加えて5~7人受け持ちをする。受け持つ患者が多いなら、業務が多いのは当然。仕事に終わりがみえないのはストレスですよね。7:1看護と言われていますが、現状、これを満たせるほどの看護師を確保している病院はどのくらいあるのでしょうか?
3位:夜勤労働
・月11回の夜勤。家に帰っても休めた感じがしない。
・重症患者をみるのが辛い。
夜勤回数が多いと、生活のリズムが崩れます。加えて、仕事以外で人と会うことが少なくなる。これもストレスです。
また、少なく看護師数で重症患者をみるのは、プレッシャーです。
ここまでの順位を追うと、急性期病院の看護師という仕事の業務の過酷さが感じられます。
看護師の業務量は多いと思いますが、
この仕事いる? というのも多い気がします。
どうして、業務の簡略化が出来ないのだろう…
働き方改革して欲しいですよね!
続いて、
4位:新しい環境に慣れない
5位:人間関係
人間関係がここに来るのは意外な結果でした。
もっと、人間関係でメンタル不調を訴える人がいるかと思いました。
しかし、メンタル不調のきっかけになる人は、上司、同僚、先輩の順番。
やはり、どこの世界も上司が職場環境をつくるのですね。
ストレスの少ない職場づくりに役立ちそうなおもしろい報告でした
