経営者としてどこまでいけばいいのか? | 自分らしい答えの追求

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株式会社manebiの社長のブログ

いつも抱いていた疑問です。

どこまで鍛えれば見えてくるのか。

どこまでの範囲を鍛えればいいのか。

中々見えるようで、見えていませんでした。

というか全然わからなかったです。

でもそんな曇り空を晴らす1冊の本と出会いました。


事を成す 孫正義の新30年ビジョン
井上 篤夫
実業之日本社
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それは、孫正義氏にまつわる本です。

この本自体は、孫さんがこれまで関わってきた方々のインタビューが

主体となっていて、孫さん自身が語っているということではありません。

孫さんに対してこれまであまり勉強していなかったため、

初めて知ることが多かったですが、ものすごいの一言です。

そして、本の後半で曇り空を晴らす項目を発見しました。

それは孫さんの後継者を育成するために発足された

ソフトバンクアカデミアの開校演説が文章化されているものでした。

演説内容全て書きたいのですが、

中でも今回取り上げたい部分は、

経営者、リーダー、将としての「智」の部分。

これは自分の名前にも入っている漢字なので運命的だ。

必要な能力は下記のものだと孫氏はいう。

思考力、グローバル交渉力、プレゼン能力、テクノロジー、

ファイナンス、分析力。


僕の常識が壊れました。

これまでは、「得意な部分だけ伸ばせばいい」ものだと思っていました。

企業の戦略としても、差別化と集中戦略が大事だと知っていましたし。

だけど、そうじゃなかった。

もっとビッグな考えのもとの話だった。


胸にグサっと刺さった2つの文章を紹介します。


孫:「ファイナンスについても、テクノロジーについても、知的能力が必要。

営業一本槍というのではダメ。技術一本槍というのでもダメ。将棋でいえば

飛車にはなれる、角にはなれる、でも王にはなれない。バランスよく知的能力を

持てなきゃいけない。バランスよく小さくはダメよ。どれやってもできる、

どれやっても小っちゃい、これじゃダメ」


孫:「『そこは担当の役員に聞きましょう』―――そういう神輿(みこし)に乗ったヤツではダメ。

専門の人間を使いこなすのと専門の人間に頼るのは、全然違う。どんなことでも、

やれと言われればできるようでなければならない。最高レベルの専門家を使いこなせる

素養を身につけないと。だから勉強しまくらんといかんよ」



ここで思いっきり気づかされました。

自分の考えは小さいものだったと。

「バランスよく=出でた能力が無い」モノだと思っていました。

でも、そうではない。

それを言い訳に勉強していなかった。

「知らない部分は知っている人を頼る」それも違った。

将来はデカいことを成し遂げたいという構想があるから、

孫さんのいう「最高レベルの専門家を使いこなせる素養を身につけないと」は

まさに自分に必要最高な言葉です。

本業の勉強もさながら、これからプレゼン能力と交渉力も磨いて

いきたい。

しかもグローバルに通用できるように。

ちっさくまとまった人間にはなりたくない。

全体的に大きく、強く。

自分から幸せを発せられ、伝染させれる人間の器になろう。