稲垣えみ子さんの「一人飲みで生きていく」を読みました。


おもしろくて、一人飲みの世界に引き込まれました。


いいな。


あこがれるな。


というのが感想です。


私は社交的ではありませんが、


それでも、一人飲みの世界を味わってみたいなと思わせる本でした。


性別も年齢も職業も何も関係ない。ただ一人の人間としてそこにいる。


カウンターで一人飲みという、新しい世界を知りました。


初めての世界でした。


どんなお店でも、カウンター席しかないお店は緊張して苦手な私ですが、いつかお店の人と一言二言心通わせることが出来る日も遠くないのではないかと思わせてくれます。


人生を楽しんでいる人って、その世界に上手に溶け込んでいるんだなと思いました。


そして、マナーも必要だと思いました。


友だちでもなく、家族でもない、習い事の教室でもない、ふらっと訪れたお店で自分の居場所が作れるのは才能だなと思います。


はじめの一歩として、買い物はスーパーでばかりしているので、時間がある時に商店街で野菜やお肉を会話しながら買ってみるのもいいかなと思いつきました。


安いよ。


と声を掛けられたくないために、商店街の端を歩く自分を変えてみる。


チェーン店ばかりでなく、個人商店に目を向けてみる。


稲垣えみ子さんは、常連客になったお店では空いている時間に行ったり、混んできたらすっとお会計したり、控えめにしてとてもお店のことを大切にしています。


そんな風に思えるお店があるなんて素敵だなと思います。


私の知らなかった世界を教えてくれた本、おすすめです。