3/14より当方ブログ記事では「西側からしか着陸できない神戸空港」を取り上げて、あれこれ空想を続けています。これまでもあらすじとしては、東京-神戸線を題材に神戸空港の東側からRWY09(西側)とRWY27(東側)の双方へ進入可能な空想到着経路を設定しました。
今回の空想航空航路:神戸-福岡線ではかつて運行されていた航空航路:福岡-神戸線を題材に神戸空港からの離陸にフォーカスを当ててみます。
↑なぜ、神戸空港は西側へ離陸するのか?Morgenrotさんのブログ記事のリブロクです。
まず、神戸空港のチャートを示します。
↑AIS Japanより改作。KOBEが神戸空港。中央下のひょうたん型は淡路島ですね。
神戸空港からの離陸も通常西側へむけて行われます。東へ向けて離陸した場合も同様で、南側へ低高度で右旋回し、明石海峡大橋の上空を経由してその先で全国の目的地へと分かれます。
KAWATより黒実線で示す航空路が明石海峡を過ぎたところで3方向へ分かれます。それぞれ名前がついています。東京方面はTANBA transision。西方面(長崎方面)へは、KIBI transisionです。神戸空港への到着機や関空への到着機も明石海峡上の空域を共有(青実線)していますので、高度処理で対応できない場合、神戸空港からの離陸機は離陸待機になってしまいます。これも神戸空港の発着枠が拡大できない理由になっています。
この問題を解消するためには、神戸空港の離陸経路と着陸経路を分離する必要がありますが、計器着陸を行う兼ね合いで神戸空港への西側からの着陸経路の変更は難しいですので、神戸空港への離発着の利便性の向上のためにはやはり明石海峡を通らない出発経路を作成する必要がありそうです。
【次回】低高度をぐるぐる?神戸空港からの離陸経路を作成します。
↑MSFS2020より。神戸空港夜景 RWY27 endより。
【Microsoft Flight Simulator 2020】
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