福島宮城地震があったそうですが一刻も早く平常通りに戻るとよいですね。
空想航空路線:東京羽田-神戸線はひとまず完結しました。読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
だがしかし、神戸空港も含めて滑走路は通常、両方から離発着できます。前回までの記事ではRWY27からの離着を念頭に考えましたが、本当はRWY09への経路(反対側の滑走路への経路)も考えておく必要があります。感のいい方は『従来通りでいいのでは?』と思われるかもしれませんが
①経路の途中で滑走路変更がなされる可能性がある
・飛行中に滑走路変更があった場合に円滑に対応できるように空想航空航路は空想航空航路で両方への滑走路の到着経路はなるべく共通の経路で作成しておくに越したことはないように思います。
②従来のRWY09への進入経路はやや遠回り
・神戸空港の東側から進入させれば飛行距離を短縮できる可能性がある。
といった理由から考えてみると面白そうです。
まず、伊丹空港のチャートの一部を示します。青実線が神戸空港RWY09への空想の到着経路です。
↑AIS Japanより改作。赤実線は関空への到着経路です。
これは、神戸空港の場周経路を使用したサークリングアプローチをイメージしたもので、先日記事にした伊丹空港との共通の侵入経路を使用した到着経路を応用しています。しかし、出発機と共通の経路(場周経路のDown wind:マーカーの部分)を飛んでしてしまいますので結局到着機がいると離陸できないためいまいちです。
ですので、RWY27への到着経路を伊丹との共通化で対応したように、関空への到着経路との経路の共通化で対応できないかを検討します。
SimBriefのマップと関空のチャートを示します。
↑SimBriefより作成。完成した経路の概観です。
↑AIS Japanより改作。青実線が飛行経路です。
いつもの様に飛行機に搭乗し、ゲートがはずれドアが閉まった時間が出発時間です。
Spot inした時間までを所要時間とします。
所要時間は72分でした。先日紹介したRWY27への空想到着経路の所要時間(62分)よりは伸びてしまいますが、実際の時刻表の所要時間(80分)よりは短くなりますね。
まとめ
・関空との経路の共通化を図ることで、シンプルに。
・滑走路変更にも柔軟に対応できるように各々の滑走路への経路分岐は空港のなるべく近くで。
・3000ftは確保しているが、淡路島の上空を若干低空で飛行してしまうのが懸念点。また淡路島の東側で関空RWY24への到着経路が交錯するため高度調整が必要(一応、今回はRWY09への空想到着経路を6000ft、関空への到着経路を4000-5000ftで飛ぶことを念頭にしていますが、これで問題が生じないかは未検証)。
コメント、ご感想があれば教えていただけますと喜びます。
これで、空想航空航路:東京羽田-神戸線は終わりとします。
今後は離陸経路についても考えてみたいと思います。
解説
★のところには固定の2点があり、それぞれ南からEBONY、SIOJIと名前がついています。EBONYまでの経路は関空RWY06への到着機が通る経路で、EBONYまではその経路を飛ばします。EBONY付近を関空RWY24への到着機は4000ft以上で通過しますし、3/18に公開した離陸経路は3000ftを飛んでいます。上空に明白に空いている空域がないので、この部分は調整が必要かもしれません。さしあたりISPUMからEBONYまでの15nmくらいで3000ftを降下して6000ftへ。そのまま北へ変針しSIOJIで3000ftまで降ろしてから神戸空港RWY09へのILSへ乗ります。
神戸空港RWY27と09への空想到着経路ができたわけですが、この二つの経路は三重県・奈良県境界あたりのOHDAI pointから分岐します。そもそも羽田の出発経路からして違うというのよりはましですね。
-記念写真-
↑MSFS2020より。SIOJI付近から明石海峡大橋
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