中学硬式野球の試合、
となりで一緒に応援していた
同じチームの母。


試合中盤、
継投でマウンドに立った
息子を見つめ息をのむ。


試合は僅差で
誰もが手に汗にぎる白熱戦。


立ち上がり、フォアボールで
ランナーがたまり
不穏な空気。


母の 緊張で冷たくなった手は
見てわかるぐらい震えてた。


私も経験上
痛いほど母の気持ち、わかります。


あの時の、
あの場所の、
あの場面。


鮮明に思い出される場面は
数知れず。


まるで息子が さらし者にでも
なっているかのような錯覚に
陥る つらい場面もありました。


もちろん ピッチャーだけとは
限りませんが、
野球はピッチャーが投じないと
戦いは始まらないもので、
ピッチャーの親というのは
余計に神経がすり減ってしまう。
それは 仕方のない事だと
私は 普段から肝に銘じています。



被安打をあび
あげくの果てに連続フォアボールなど
1人相撲のドツボに
はまってしまった時、、


果てしなく広い球場の中
マウンドに独りぼっちに
なったように思え、
頭が真っ白になった事がある。


と息子から打ち明けられた
事があります。


でも、そう話した息子は
笑顔でした。


その後もマウンドに
登り続けている
『現在いま』があるからでしょう。



そうそう、WBC一次ラウンド
対オーストラリア戦の岡田投手。


暴投から始まり
その後一球もストライクが入らず
キャッチからの
どの球種ならストライク入る?
との問いかけに、
ありません。と答えたと。


プロでもそんな風に
はまってしまう事があるんだ、
野球って恐くて、、
面白いなと思いました。



オーシャンズもこれから
ピッチング練習を
始める子もいるかと思います。


経験を積むためや、試合の流れ上
経験の浅い子も
登板する機会が増えるでしょう。


当然 試練のツライ場面も
増えるでしょう。


でも是非、親も一緒にそれを
乗り越えてほしいと思ってます。


同じ、野球少年を応援する親として。



{12F90E08-915F-48A6-9BC9-BC78665D9E0B}