明日は会える予定はない。

明後日は着物教室。

彼とゆっくり会えることはない。


こんなつまらない週末は冬眠したい。

なんにもない熊みたいに。

こんなこと言うと

「ほんとにじゃすは面白いな。子どもみたいだ」

って笑う。

週末に会えないことは少しも淋しくないみたい。

それが私にとっては不満。


会えなくて、淋しいよって、悲しい顔をして欲しい。

嘘でもいいから。

別れ際に、淋しそうな顔をして欲しい。

嘘でもいいから、家に帰りたくなさそうなそぶりをして欲しい。


なのに、なのに、

風邪引いちゃだめだよ。

気をつけて帰るんだよ。

って優しい笑顔で、見送るから。


帰らないわけに行かないじゃん。

そんなふうに優しくするから、

笑顔で可愛く手を振るしかないじゃん。

大丈夫、また月曜日にねって、

淋しくないよって顔して、元気に手を振るしかないじゃん。


明日の貴方の予定、

全部知ってるから、ますます気分があがらない。

知り合いのパーティに夫婦で出席するんだって。

それを何にも悪気なく話す貴方が好きだよ。

いつも何気なく聞いてるけど、

すごく切なくて淋しい。

そういう時、貴方の隣にいるのが自分じゃないことが。


そんなこというのは、ただの我侭だって知ってるよ。

今日も少しだけ長く一緒にいてって言ったら、

すぐに当たり前のように一緒にいてくれた。

それだけでも、幸せなことだと知ってるよ。

幸せだと思ってる。

解ってるんだよ。


でも、どうしてもどうしても、

今、越えられない、そこがそこんとこが、

私を泣かせるんだよ。泣かせるんだよ。


もう、冬眠する。