家内が神棚をお掃除してくれてたら、昔の大黒様が出てきた。

 

中学の時修学旅行で四国一周、赤松の一刀彫の大黒様である。

 

私がお土産に祖母に買ってきたらしい。

 

祖母はこんな高価なものをと問い詰めた。

 

毎晩遅くまで花札でみんなから巻き上げたという。

 

祖母は二度と賭け事ができない封じ手を私にかけた。

 

以来博打も酒も手を出せなかった。

 

どんなに一族が借金で苦労したか、

 

この土地も追われるるようになったか聞けばいつか仇討ちをと子供でも考える。

 

だが父も母もの楽しんで生きてきた、

 

だれも勉強しろとは言わない。

 

大黒様はじっと家族を見守ってくれていた。