もう猶予はない。
毎朝早く起きて、
春から引き延ばしてきた伝授式の準備に入る。
今日は父の家から野生動物を排除、北国の友から教わった方法でだ。
全てを殺菌消毒も二回目である。
知っていて、僧侶にお盆のお祈りに来てはもらえない。
兎に角三日はかかったが、何とかすんだ。
家内とクタクタになる。
随分しばらくぶりに地下鉄で新宿に出た。
意外に人が多いいので驚く!
世の中も戻りつつある。
お道具屋さんと相談する。
お菓子もいつもとは変わる、日持ちのするものを探す。
少ない人数で、
教室を持ち答えるのは大変!
今迄は50年、教室の経費はひと月先まで払えた。
今はそれどころではない、
いくら割り算しても赤字である。
止めようかとも思うが、利益追求のためにしていない。
茶道華道を広めるためだ。
まだまだ、こうなることを考えて予備を残してきた。
だがコロナには困る!
7月の古今伝授式はまさにコロナとの戦い。
まさに背水の陣、相手は野生の未知の生き物である。
負けるわけにいかない、
茶道はそんなもの位は蹴散らしてきた。
自分に気合をかけ、的を出してしばらくぶりのヨガをして集中力を確かめた。
まだ心は十分使えるようだ!
出席のよい方でよく古典のお点前をお稽古して覚えてくれた方に絞る。
狭き門
人員に限界があり、私自身もその日まで元気でいられるかと不安はあるが、
次の日は新しい主治医との検査と問診なのである。
ギリギリ春の伝授も何とか終えるだろう。
正しい形をのこしておきたい。
茶道は総合芸術、日本文化の源だと思う。
皆さんが何か掴んで、後世に伝えてほしい!!!