鯉幟を出しに父の家に行く。
歩くのが目的である。
家中探したが見つからなかった。
老いは勘違いと物忘れの連続という。
いろいろである。
探しているうちにいろいろ出てきた。
家内へ残した夏物の着物が出てきた、最後の着物が絽や紗とは母らしい。
紋入りの黒羽織は、母らしい。
家内は着物、私は古い写真を見ていたら、
いつの間にか真夜中。
探し回るうち、次々にほかのことに注意が向く。
私のアルバムが出てきた。
母が生前に着物と同じようにすべて整理してあった。
祖母の写真も出てきた。
子供のころはよくあちこち行く。
だいたい空に上げたことがない鯉のぼり
今日は在れば上げていた。
だからこそ一回ぐらい泳がせたかった。
いい年をしてバカみたいだ、
一体あの鯉幟は誰が買って来たのだろうと推理している。
五月のお節句は、私は弁慶さんが長刀をもっている姿しか見えない!



















