実は最近まで、失速していた彼との関係を、一旦解消するか悩んだりしていました。
わたし達が結婚だなんて、リアリティないよね。
うん。
なんかイメージできない。
それから少しだけ別々に過ごしてみて、改めて話し合いの場を持ちました。
結論は、わからない。
ただ、結婚をゴールにして終止符を打たなくてはいけない理由が見当たらない。
確かに私は女だから、出産適齢期のリミットは必ずくるけど、よく考えもせずに二択のどちらかを選んで、ここ数年築いた心地よい空間を手放すのは何かが違う。
そういう点ではお互いの価値観は一致し、堂々巡りを繰り返さないように、少しずつ彼の家を侵食しつつあった私物を実家に戻していきました。
すると、絡まったリボンがするんと解けるように、彼とのギクシャクはなくなりました。
お互いに前よりずっと注意して話に耳を傾けるようになったし、丁寧に向き合えるようになりました。
そんなタイミングで、久しぶりの旅行を企画し、こうして穏やかな時間を過ごしています。
そうだった。
同じ風景を同じように感じ取れるから、好きになったのだった。
大切なことは近過ぎても見えないものだなと。
SLの車窓からぼんやり思ったのでした。




