昨日に引き続き母の手をひき映画館へ。
公開翌日だというのに観客はまばらでした。確かに万人受けするタイプの作品ではないとは思います。
とにかく映像が美しいです。
終始美意識の高い構図、カメラワーク。思わず溜息が漏れます。
コンテンポラリーのパフォーマンスを観ているような、オシャレなファッション、インテリア、色彩、モデルルームのカタログを観ているような。ディテールにそんなワクワクが散りばめられています。
あらすじ天才的な形成外科医のロベル(アントニオ・バンデラス)は、画期的な人工皮膚の開発に執念を燃やしていた。彼は、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった“完璧な肌”を創造することを夢見ていた。あらゆる良心の呵責を失ったロベルは、監禁した“ある人物”を実験台にして開発中の人工皮膚を移植し、亡き妻そっくりの美女を創り上げていくのだった。愛する妻を亡くした形成外科医が及ぶ究極の行為を愛と呼ぶことができるのだろうか――。
作品の重低音のように流れる粘着質でいて歪んだ感情。常軌を逸した美しいものへの拘り。
ここまで美しくぶっ飛んでいるなら、いっそ私が理解できないくらいの超絶ラストを期待していました。
ラストだけ。ラストだけちょっとスパイスにかけます。
終わり方は嫌いじゃないのですが、想定の範囲内過ぎました。
観ている側としては、もっと虐められたかったな。(笑)
今回、作品の衣装を手掛けたジャン=ポール・ゴルチエの描いた衣装スケッチのパネル展が開催されているそうです。
是非行ってみたいと思います。


