精神保健福祉士の上田哲史です。
対人援助の皆様。バーンアウトという言葉という言葉はご存知でしょうか?
日本語では、燃え尽き症候群と呼ばれていたりします。
フロイテンバーガーさんいう方が最初に名づけたのがはじまりです。
熱意を持って献身的に活動する対人援助者が、少しずつ燃え尽きて、活動的でなくなり、人を割け、無気力になっていくことが多いことに注目し、研究をはじめたそうです。
現場でも、熱心なワーカーなんかに「燃え尽きないようにね」なんて言葉を掛け合ったりします。
また、専門学校で講師をしていた頃には、実習に行く学生さんに「燃え尽きないように」なんて言ってたりしました。
しかし、燃え尽きてしまう状態ってのはどのようなことで、
それはどのように防げるのか? なんてことはあまり皆さん知りません。
そして、やっぱり燃え尽きてしまう援助者は一定数いるんですよね。
なんだかつらいです。
さて、燃え尽き症候群を防ぐためには、そもそも燃え尽き症候群ってのは何かをきちんと定義しないといけない。 燃え尽き度10点満点として、8点以上は危ないとか・・。 研究的にはそういう話になります。
なんらかの介入を尽きそうになってるクライアントさんに対して行ったら、8点が5点になったとかね。
そうしないと研究的にはどうしようもない。
さて、バーンアウト研究では、マスラックさんという方の質問紙が世界的に一番よく使われていると思います。というか多くの研究論文で使われています。そこでは、「脱人格化」「情緒的消耗感」「個人的達成感の欠如」という3つの要素から燃え尽き症候群を説明しています。
脱人格化ってのは、クライアントさんに対して、何も感じなくなったり、避けたくなったり、同僚とさえ話したくなくなるような状態を指します。
情緒的消耗感ってのは、気持ちの上で、もうどうしようもなく疲れた。仕事に行きたくない。仕事をしながら時計を眺めるような状態です。
個人的達成感の欠如とは、良い仕事をしているとは思えなかったり、満足感がなかったり、仕事が向いていないと思うような感じです。
その3つがそれぞれ 折り重なってバーンアウトしちゃうんだと考えます。
日本では、ほとんど研究されていないけど、海外だと援助者支援という学問や実践がいくつかできつつあるみたいで、バーンアウト予防プログラムとか援助者支援システムなんてものが開発されつつあるみたいですね。
精神保健福祉士の上田哲史です。
私が、精神しょうがいを抱える方を支援する場合に提案しているのは、
「リハビリは楽しい目標を持った方がいい」ということだ。
そして、楽しいリハビリプランやケアプランを基にサポートを受けた人は、
古い医学的なリハビリプランのサポートを受けた人よりも、回復が良い。また、再発も少ない。
これは海外での研究や、国内の先端の研究論文でも支持されている考え方で、科学的な根拠にもとづいている。
例えば、復職支援が目標の場合、 抑うつ気分、無力感、注意集中力の低下などの症状があったとする。
仕事のことは考えるだけでしんどくなる。今の状態ではとても あの忙しい状態には戻れないと思う。
そういう場合、リハビリ目標は、「復職」というキーワードを用いない。
ご本人さんと色々と共同で話し合いをして決めるのだけど、旅行なんかが好きならば、また、今介護をしてくれている家族に恩返しをしたいと思っているならば、
「家族旅行のための計画をたて、旅行に行く」ことがリハビリの目標となる。
その場合、例えば、
・インターネットで旅行先を調べる。
・ホテルに予約を入れる。(親しい人以外と会話をして目的を果たす)
・どういう旅行スケジュールにしたいのか家族と話し合う。(親密なコミュニケーション)
などが必要になってくる。
また、1泊旅行ならば、それに見合う体力や気力が必要となってくる。生活リズムなどが乱れていたら、それも元に戻す必要もあるだろう。
(それがただちに困難ならば、日帰り旅行やちょっとしたドライブなどを小さなステップとして設定する)
「家族旅行に行く」というリハビリテーション目標を達成するために
上記のような、細かい要素が含まれるのだ。そして、それらはいずれも復職に必要な要素だ。
そして、リスクマネジメントとして
・旅行先で急に調子が悪くなったときはどうするか?
なんてこともきちんと話し合っておく。
このようなリハビリ計画を達成していくことの積み重ねは、そのものが「余暇」であり「気分転換」であると同時に、復職に必要な能力の回復に有効な成分の組み合わせとなっているので、「気がつくと復職できるレベルに回復している」場合が多い。
もちろん、薬物療法であったり、認知行動療法なども重要だ、しかし、全体的な包括的な回復プランは、通常、医師やカウンセラーが組むことは稀だ。 そこにケアマネジメントの専門家、リハビリテーションの専門家の関与の必要性が生じてくる。
私が、精神しょうがいを抱える方を支援する場合に提案しているのは、
「リハビリは楽しい目標を持った方がいい」ということだ。
そして、楽しいリハビリプランやケアプランを基にサポートを受けた人は、
古い医学的なリハビリプランのサポートを受けた人よりも、回復が良い。また、再発も少ない。
これは海外での研究や、国内の先端の研究論文でも支持されている考え方で、科学的な根拠にもとづいている。
例えば、復職支援が目標の場合、 抑うつ気分、無力感、注意集中力の低下などの症状があったとする。
仕事のことは考えるだけでしんどくなる。今の状態ではとても あの忙しい状態には戻れないと思う。
そういう場合、リハビリ目標は、「復職」というキーワードを用いない。
ご本人さんと色々と共同で話し合いをして決めるのだけど、旅行なんかが好きならば、また、今介護をしてくれている家族に恩返しをしたいと思っているならば、
「家族旅行のための計画をたて、旅行に行く」ことがリハビリの目標となる。
その場合、例えば、
・インターネットで旅行先を調べる。
・ホテルに予約を入れる。(親しい人以外と会話をして目的を果たす)
・どういう旅行スケジュールにしたいのか家族と話し合う。(親密なコミュニケーション)
などが必要になってくる。
また、1泊旅行ならば、それに見合う体力や気力が必要となってくる。生活リズムなどが乱れていたら、それも元に戻す必要もあるだろう。
(それがただちに困難ならば、日帰り旅行やちょっとしたドライブなどを小さなステップとして設定する)
「家族旅行に行く」というリハビリテーション目標を達成するために
上記のような、細かい要素が含まれるのだ。そして、それらはいずれも復職に必要な要素だ。
そして、リスクマネジメントとして
・旅行先で急に調子が悪くなったときはどうするか?
なんてこともきちんと話し合っておく。
このようなリハビリ計画を達成していくことの積み重ねは、そのものが「余暇」であり「気分転換」であると同時に、復職に必要な能力の回復に有効な成分の組み合わせとなっているので、「気がつくと復職できるレベルに回復している」場合が多い。
もちろん、薬物療法であったり、認知行動療法なども重要だ、しかし、全体的な包括的な回復プランは、通常、医師やカウンセラーが組むことは稀だ。 そこにケアマネジメントの専門家、リハビリテーションの専門家の関与の必要性が生じてくる。
統合失調症などの精神障害を罹患した場合、
もっとも大切なことの一つは「希望」だ。
インターネットなどで統合失調症で調べると、「メカニズム」「薬」「治療方法」などのことが多い。
そして、もしくは、予後と呼ばれる 発症後どのようになっていくかの統計がある。
そして、それら統計の取り方は不明だけれども、仕事や結婚・子育てなどのテーマで極めて厳しい現実がある。
診療所などで働いていると、普通に通院しながら仕事をしている人もいるし、結婚している方もいる。
それらの方たちは、かつて幻覚・妄想などで入院した時がある。しかし、今は通院だけだ。
そういう方たちは、調査対象から外れているのかもしれない。 作業所やデイケアに通っている訳ではない。
希望を持つということは、
「この病気が治る」とか「発症前の状態に完全に戻る」ということとは必ずしも違う。
例えると、糖尿病により、インシュリンが常時必要な場合などと似たような感じだ。
また、統合失調症は、周囲のスティグマ(差別)などがまだまだ残っている。
それゆえに 必ずしも 以前と同じように営むことは難しいかもしれない。
人生設計を再構築する。人生の意味を修正するという作業が必要だ。
「障害」を受け入れ、その上で、希望を持って日々を営むという感じ。
その場合、リソース(資源)と呼ばれるものは、薬物療法だけではない。
疾病や障害により影響を受けていない自分の何かに気づくことだ。
精神障害という重たい病気に罹患し、ショックを受け、心を閉ざしている場合、一人で
希望を持って人生を生きるためのリソースに気づくのは難しい。
そこは、ストレングス視点や、リカバリー視点と呼ばれる未来志向の態度と援助技術を身につけた
セラピストやソーシャルワーカーのサポートがあった方が、より効果的に「気づき」を得ることができる。
あなたは、統合失調症の○○さんではない。
○○さんという、統合失調症の病気を持った一人の人間だ。
もっとも大切なことの一つは「希望」だ。
インターネットなどで統合失調症で調べると、「メカニズム」「薬」「治療方法」などのことが多い。
そして、もしくは、予後と呼ばれる 発症後どのようになっていくかの統計がある。
そして、それら統計の取り方は不明だけれども、仕事や結婚・子育てなどのテーマで極めて厳しい現実がある。
診療所などで働いていると、普通に通院しながら仕事をしている人もいるし、結婚している方もいる。
それらの方たちは、かつて幻覚・妄想などで入院した時がある。しかし、今は通院だけだ。
そういう方たちは、調査対象から外れているのかもしれない。 作業所やデイケアに通っている訳ではない。
希望を持つということは、
「この病気が治る」とか「発症前の状態に完全に戻る」ということとは必ずしも違う。
例えると、糖尿病により、インシュリンが常時必要な場合などと似たような感じだ。
また、統合失調症は、周囲のスティグマ(差別)などがまだまだ残っている。
それゆえに 必ずしも 以前と同じように営むことは難しいかもしれない。
人生設計を再構築する。人生の意味を修正するという作業が必要だ。
「障害」を受け入れ、その上で、希望を持って日々を営むという感じ。
その場合、リソース(資源)と呼ばれるものは、薬物療法だけではない。
疾病や障害により影響を受けていない自分の何かに気づくことだ。
精神障害という重たい病気に罹患し、ショックを受け、心を閉ざしている場合、一人で
希望を持って人生を生きるためのリソースに気づくのは難しい。
そこは、ストレングス視点や、リカバリー視点と呼ばれる未来志向の態度と援助技術を身につけた
セラピストやソーシャルワーカーのサポートがあった方が、より効果的に「気づき」を得ることができる。
あなたは、統合失調症の○○さんではない。
○○さんという、統合失調症の病気を持った一人の人間だ。