撮影の依頼はいろんなケースがある。
記念撮影は結婚式の様子の撮影。
大概プロのカメラマンがしてしているので、
プロが撮影しない部分を探してシャッターを切るようになる。
式場の外観や、親戚友人との何気ない談笑の場面。
招待客一人一人のアップの写真などだ。
その場その場で臨機応変な対応をしなければならない。
浮気の写真はなかなか満足するようには取れない。
張り込みが出来れば、正面からでも撮影できるが、
尾行している場合は、前からの写真は撮りずらい。
後ろから付いて行くのだからどうしてもそうなる。
さらに、日が落ちてからの撮影は難しい。
ISO感度でいくら調整しても画像は荒い写真になり
見れたものではない。
思いっ切りフラッシュをたければ苦労はないけど、
後ろからでは意味がない。
前もって下見が出来たり、行動パターンをつかめるぐらい
余裕のある依頼でない限り、
浮気の証拠写真となるような写真はまず撮れない。
映画やドラマのようにはいかないのが現実だ。
変った依頼としては、
付き合ってる彼の写真を撮ってほしいという依頼があった。
昔の写真を見せてくれないし、一緒に写真を撮りたがらない。
一人の所を撮ろうとしても嫌がって、彼の写真が一枚のないらしい。
前もって待ち合わせの場所から、デートコースまで細かく打ち合わせる。
先回りし、女性社員のポートレートを撮影しているふりをして、
歩いてくる二人を気づかれることなく正面から撮影。
カフェでのシーンも難なく撮影できる。
こういった場合は簡単なデジカメで十分。
モデル撮影会に参加して、撮影してもらいたいという依頼は、
人気がないモデルの為に企画者側から依頼が来た。
ようするにカメラマンのさくらだ。
ポーズを言ってもぎこちないポーズで様にならない。
人気がないのがよくわかる。
適当におだてながら、ただただシャッターを押す。
写真の出来などどうでもいい依頼だ。
ファンの女の子の撮影を、と言う依頼。
指定場所はストリップ劇場だった。
当日は撮影OKの日。もちろん、隠すところは隠されているから
撮影できる。第一部は撮影可。
なんと、プロ並みかそれ以上の機材を用意したファンばかり。
ズームレンズをつけた一眼レフ一台では肩身が狭い。
踊り子さんも10人以上出演する。
それぞれのお目当ての娘が登場すると、
何台ものカメラをとっかえひっかえでシャッターを押す。
その迫力には驚き。
第二部は撮影禁止。隠すところが隠されていないショーが始まる。
見たかったが、残念!
ネットで見てファンになったが、
遠くて行けないから代わりに撮影して来てくれというもの。
ネットでの予約がなかなか取れない人気モデル。
やっと予約して撮影に行く。プライベート撮影。
家具などのセットのある個室で一対一での撮影。
照明器具の調節も可能な綺麗なスタジオ。
モデルの女の子は確かに可愛い。
カメラ二台で撮影開始。
ポーズの取り方もうまい。勝手に自由に動いてくれて、
実に撮影しやすい。
何枚か撮るごとに、着ている物を脱いでいく。
次々と脱いでいき、丸裸になるまで。
隠すところを隠す物がない。
ただポーズでうまく隠されている。
ファインダーの中で挑発するように微笑むモデルが実に可愛い。
依頼者にこの可愛さが届けばいいと願いながら
夢中でシャッターを切った。
のかな?
次回はちょっと理解できない仕事のお話です。