自分が何者であるかわからなくなるアイデンディ・クライシス。
その言葉を深く考えたのは、ある日本の俳優さんのインタビューでした。
日本育ちの俳優さんが海外でいくつかの言語を習得し、
日本でもご活躍されていて、
素晴らしい人生の咲き方だと、色々な記事を読んでいました。
そのインタビューでその俳優さんは、
一つのことを伝えるのに、すぐに思いつかない言葉があると
違う言語に言い換えてしまい、
一つの言語で説明しきれないことに気がつき、
自分が何者であるか見失った。(という内容だったと思います)
多分、少なからず自分は何者だろうという壁にはぶつかるのでしょうけど、
見失い方によっては、なかなか戻って来れないこともあると思います。
このインタビューにかなり影響されて、
何かを話すときには、出来るだけ言語を混ぜないように子供達に言うようになりました。
混ざってますけど。
自分に自信があって、
国籍に関係なくどの言葉を話そうが迷ったりしない
鉄人の心を持っていれば、そんな心配はしませんが、
Identity Crises, Teenager Crises, Mid-life Crises,
人生にはいろんなクライシスがある中、
この環境で子育てしていて、心配しないのは無理な話です。
以前ある集まりでフランス人の友人に
「今日はご主人来ないの?」と聞いたら
「今、Mide-life Crisesで、家にいるわ」と明るく答えてました。
その後会ったら全然元気そうで、
あまり深刻になりすぎずに、
もしその時が来たら、俯瞰してみることも教えてもらいました。