それぞれの世代が自由に夢を追う。
佳き時代。
宗旦さんの利休像を前に伝授がなる。
夢の又夢。
お茶が好きで好きでやってきたら、いつの間にかここへきてしまった。
本来は教えることより、自分で自分を磨くためにするものと思い続けてきた。
今は歳をとり、また年寄りの癖が出てきたので侘び茶を目指そうとお稽古をする。
散歩もよくするようになる。
生徒さんの軽井沢のいちご園の美味しいイチゴ。
写真を見て、なんとか茶筅通しが一人前にできるようになったんだなと感慨深い。
この道に入り、この春で丸50年。
自分が追い続けたお茶は、師の教えにあった。
絶対上を向かない、下向きに修行してきた。
お陰で権力と組織には縁がない。
ただただ自分の野生を削るのに忙しかった。
夢は理想はまだまだだ、命ある限り磨くのが作務、整えば今は自分がまず一服である。
形は師の理想の形に近いが、師の年までまだ十年ある。
頑張ろう、
いつか天国で師にお会いしても恥ずかしい思いはしたくないのだ。
姉たちの夢はギャラリー。
仲間と過ごす一時である。
隣はセガのショールーム。
新しいゲームが並ぶ。
今日は新しい女の子がミサイルをもって、敵の空母を爆破するという過激なゲームが入り、
3時間という待ち時間。
見ていたがさっぱりわからないが魅力はつかめた。
個展会場は三姉妹だけだった。
今日がオープンだがあいにくの雨。
三姉妹はこれをいいことに、お茶の時間でいつ尽きることもないおしゃべりを楽しんでいた。
これも三人の夢なのである。
バラの絵を早々に予約した。
金婚式の記念にしようと思う。