今日のお昼はいつもよりゆっくり食べようと大昔のビデオを持ち出す。


裕次郎さん夫婦主演の映画で小学三年で感動していた。


兄と弟が初めて会い、男同士の戦いのあと和解するシーンである。


それぞれ恋人が付き添っている。


これは素晴らしい映画であった、原作も石坂洋二郎さんである。


私はこのシリーズが一番好きであった。


大事なテープも前半は無理なようである、今日が最後だろう。








映画をスタンバイしたら食事をカロリー計算して考える。


上の本は母の介護で求めたものだが、今は私に役に立つ。


実物大の写真で素早く80単位が分かるのである。


なんと納豆はカロリーがたくさん、今はありがたい。


祖母は納豆は好きなのだが食べなかった。


器を洗うのが大変だからという。


今の器付きの納豆があったら、きっと喜んで食べたろう。


そばはよく打つ。


妹と競争だ。


前橋の叔母さんはそばが上手、お昼には必ず旦那さんが会 社からおそばを食べにブルーバードの運転手付きで来る。


鴛鴦夫婦で有名、一族の長でもある。


雄大な敷地にいながら、ぜいたくなことはしていない。


会社にも工場の作業着。


戦時中は衛生兵として戦場を駆け回ったという。


子供のころからよく遊びに行く。


津田塾のお姉さんについていくのだ好き、機関車に乗れるのが嬉しかった。


オジサンの庭には壊れたバスにシェパードが数匹いた。


叔母さんのおそばは祖母の味にも近い、思い出である。


偉い人が寡黙で奥さんのおそばを毎日食べていたという時代に生きてよかったと思う。


叔母さんはそばのほかに、バイオリンの名人でもあった。