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昨日教室で私が炉に足をのせてしまった。


生まれて初めてである。


何かに動揺したのだろう。


あまりのことに頭は真っ白け!


どういうわけか、


釜は向きが変わっただけで倒れなかった。


どう足を変えてもわからない。


まあ、わからないことは考えないほうが良い。


昔高齢の師は柳を飾るのに椅子を使い、椅子ごと倒れられた。


やはり回復まで時間がかかった。


私は幸い、何もなく済んだのであるが油断禁物と自戒する、








前代未聞の曲芸になる。


スケートのクロスが反射神経ででてよかった。


生徒さんも皆さん驚いた。



足がまだ元に戻らないのに、


とっさに間違えたようだ。


新しい椅子からの出すステップもお稽古が必要だ。



まだまだ、


お稽古も頑張ろう。


自分で何度もやり、納得がいくものを優しく教えよう。



炉の落とし穴に落ちるのは、私一人でよい。


さあ、今から私はお濃茶の特訓である。


基本でしか教え方は学べない。