お茶碗がこのように黒い台に乗り、下して古帛紗で大事に保護して飲む場合がある。


これは仏教伝来とともに日本に伝わった茶碗の扱い。


奥伝以上はすべてこの茶碗なので基本であり、その歴史も師から説明を受ける。


近代的な長板総荘、由緒伝来はないがお人が自分にとって尊い方,貴人に差し上げるときにする。


小習の貴人点、貴人清次という二つがある。


明治時代の新しい階級制で考案されたものだが、伝来の茶碗を学ぶ上では大事な第一歩。


和物と唐物の違いを学ぶ、ワンポイント。



カメラを恥ずかしがっているのか女性にお茶碗を手渡しで私のが恥ずかしいのか。


こういう場合は唐物の茶碗のように、手渡しでなく縁外で女性に回してもよい淡々斎家元はおっしゃる。


相手がお茶を感謝したら、送ったほうは送り礼という挨拶をする。


次客が一口飲んで正客はお茶銘の問答を亭主とするのである。







お点前終わり、茶入れが平たく紐が長いと、中がからのときの五つ輪の結びが難しい。


同じ紐、同じ結び方でもその人によって違う。


それが茶道の結びの鍵になるのである。


お点前にしても、お道具をしまうにしても常に出てくる課題である。 






一月はワンポイントは向こう切りを上げた。


二月は、皆さん乗り気でないがお軸のすべての勉強である。


これができないと茶会はできないから、嫌でもやっておくとよい。


準備は整う。






お花の方では新人の皆さんが活けていてお花のつぼみが開いてきたと喜んでいた。


教室は春が来ました。