二月の茶会では台子で真のお炭をして始まります。


沢山なのでお茶事で皆伝、茶名の方々のお祝いをいたします。


冬なので初炭、お食事と続き、千鳥の杯も勉強のためいたします。


前半を前席とお茶ではいい、それから陰から陽になるとも言います。


中立ちをして、お客様は足を休め、亭主は席を清め、軸に代わり花を置きます。


今回は全体が真台子です。


いつもの位置に私はいません。


旅立ちを見守ります。














本来は真の炭は初炭。


だが、懐石をしたり、お薄までとなると初炭の火では無理ですし、


上級の方にはめったにしたことのない初炭、後炭は普通の台子にしましたがそれでも難しいと思ういました。


後炭は初炭の燃え方で変わります。


また炉は本式に火が入ると後炭の炭は熱くて入れられないのです。


昔本式に茶名をとった生徒さんに、後炭所望を火を入れてしてもらったら、


熱くて手が入りません。


それ以来なかなか本式に後炭ができませんでした。


この半年、頑張って風炉から炉と炭も火を使いいたしました。


茶会もありましたが、


お薄のお点前の意味が初心者にも分かってもらえました。


やっぱり茶道は、釜のお湯は炭の火と思いました。


外国の方も炭の火の見学にたくさんいらしてくれました。


台目棚に発展した台子。


台子の間という一年中台子を置き、横に水屋があるものが関東では三渓園で見られます。


三渓園は二月の末、臥龍梅のお祭りに行くとすべての建物の中に入れ見学できます。


利休さんが設計した聚楽第の一部のお屋敷も移築したそうです。


きっと古典の意味が分かると思います。