今日は生徒さんが手作りのクリスマスカードを持ってきてくれた。
初めての緒弦じょ、頑張る生徒さん。
たった一人の生徒さん?
夜にはお花の人が来ない。
まあ、教室を一歩出れば、すさまじい喧騒。
神楽坂も忘年会で沸き返っていた。
車道まであふれた人は上に上にと坂を上がる。
毎年の暮の教室なのである。
会社が終わる週末はは入れきれないほどの生徒さんであふれる。
行事花、お正月の特注のお花である。
お茶はいつもは三週目でお正月休みだった。
初釜の準備があった。
今回は不幸が続き、来年の初釜はお休みになる。
父がなくなっても初釜をした。
今回は20年という永い人生を共にお稽古をしてきた生徒さんが癌で亡くなる。
その次の月に看病していた母が亡くなり、
私にはもう明日一日の力しかなくなる。
それでも春の引継ぎ、秋と皆さんの協力でやれた。
この暮れまで来たのが奇跡のようだ。
この暮れからお正月に長い休養をとろうと思う。
30年茶道一筋脇目も振らずに走り続けた。
ちょっ一服一休みして、この道を振り返り反省するべきところは反省しよう。
再生、ボーンアゲイナーはキリストの喜びである。
今年のクリスマスには亡き母と亡き浅井さんの霊を鎮めてお茶を自分で献茶しよう。
恩人にかえせる私の唯一の恩返しである。