今日は飯田橋から再開発の道をいつもとは逆に後楽園に向かって散歩した。


道は広がり、大久保通りに貫通していた。


これが完成すれば飯田橋の魔の五差路の渋滞は無くなる。


事故も減るだろう。


地元としてはありがたいが、まだまだ先だ。







後楽園の石垣を飯田橋から行くのは初めて、


今は整備されて江戸城の本物の石垣も使っている。


美しい武家の塀で好きである。


その反対側に金木犀の並木が続いていた。


知らなかった。


香りがよい。


昔はきょうしつの前の家に大きなものがあり毎年楽しめた。


ビルになっても昔の教室がいつも思い出される。


人と人の教えあう空間が最高だった。


今は慣れ過ぎて空洞化になっている。 


非常に残念だ。


説明を、講義を聞くより携帯なのだ。


中断されるともう意欲がなくなる。


歳をとり若い人をまとめていくのも難しい。


隠退を考えるが、私たちに代わる人がいない。


まあ倒れるまで教え尽くすのが茶の湯と思う。 


そのあとはお 弟子さんを信じて、私は未来をたくそう。


お釈迦様ではないがたった一人の為でも2000にんの前でびょう説法したという。


生老病死からの解脱は、茶道の究極でもある。


金木犀は私には沙羅双樹なのである。