去年枯れたはずの無花果である。
秋に実を三つ付けた。
毎日楽しみにしていたら大きくなりすぎて落ちてしまう。
大失敗、食べてしまえばよかったか?
新しい葉が出てきて毎日お水を上げるときにみているが今年は実がならない年の様だ。
自然界は無限だと思う。
秋の珍しい茶花をいただいた。
自然観察も楽しいお茶の時間である。
極小 は大なり、極大は小なりと禅では言う。
初めての釜と風炉の取り合わせ、初炭が一回で濃茶を本格的に練るには、
この中ぐらいの釜しかない。
大ぶりの道安は大きいのでお稽古用である。
行の土風炉で灰方は大ぶりに許される遠山である。
利休さんと織部さんが江の島から見た風景を灰型にしたと言われている。
変化形が多く、一番難しい灰型である。
初炭は夢中で教えていて写真を忘れていた。
次の写真は火直しで初炭の胴炭が半分残り、
それを反対に回して火力をあげ、後炭の輪胴を左手前に置く。
これは一年を通じてする場合がある。
後炭はいつも違う形なので、季節と天候を考えなければならない。
後炭のあとは、いつものお薄で茶会形式のお稽古になった。
秋の伝授式も近付き、それぞれの練習になる。
風炉の後炭はなかなか本格的に火をおこしてはできないのが現代。
だがこれは火がどのくらい風炉を熱くするかなど大事な体験がある。
私も実際後炭の普通の場合を、火箸で胴炭を割って見せた。
月型の説明もやりながら話した。